長崎編に突入。長崎市は家族旅行や修学旅行で4回も行ってますが、平戸など初めて行く所もあり楽しみです。
※ トップ画像は長崎の眼鏡橋
坂だらけの平戸を自転車で走る
2022年(令和4年)4月8日(金)
昨夜は唐津郊外にテント泊。早朝に大川内山を見て伊万里に寄ったあと、松浦を経由して平戸に向かいます。
松浦は水軍で有名だったので史跡があるかと思ったが、特にありませんでした。
伊万里を9:00過ぎに出て平戸に14:00着。45Kmほどの道のりですが、海岸沿いの道は上り下りが多く、松浦でのんびり休んでいたので時間がかかりました。
平戸は鎖国前に貿易港として栄え、三浦按針や鄭成功などゆかりある人物も多い歴史の街。長崎・佐世保に比べると規模が小さいので、今まで訪れる機会がありませんでした。坂が多い街で歩いて回ると大変ですが、自転車の機動力ならOK。
※ 名所を紹介する平戸観光協会のHP に移動します
青い目のサムライを知ってますか?
イギリス生まれの航海士ウィリアム・アダムスが乗ったオランダ船リーフデ号は、日本近海で難破し、臼杵に漂着します。アダムスはその後、徳川家康に仕え、造船などの功績をもって旗本に取り立てられ、青い目のサムライが誕生しました。三浦按針(みうらあんじん)と呼ばれた彼が亡くなったのが平戸です。
※ W・アダムスをモデルにしたアメリカのTVドラマ『将軍』というのが1980年に作られます。日本がかなり野蛮に描かれていました。徳川家康に相当する役柄を演じたのが三船敏郎でした。
テント泊しようと思ったが、狭い街で困難。リーズナブルな旅館に泊まりました。
※狭い道が多いので車で回るのは難しい。坂が多いので徒歩は大変。電動アシスト自転車が最良の交通手段です。
レンタル自転車照会のサイト に移動します
的山大島(あづちおおしま)の神浦(こうのうら)…読めん
2022年(令和4年)4月9日(土)
平戸港から出るフェリー(片道¥660 プラス 自転車¥260)で7Kmほど離れた離島、的山大島(あづちおおしま)に行ってみる。中心地の神浦(こうのうら)に江戸時代から続く古い町並みが残っているとか。
かつては鯨漁で栄えた港町の神浦(こうのうら)には、江戸時代中期から続く古い町並みが残り、2008年に重要伝統的建築物群保存地区に指定されている。
162回芥川賞(2019年下半期)を受賞した古川真人(ふるかわまこと)氏の母親が的山大島の出身で、受賞作『背高泡立草』もこの島がモデルらしい。
普通なら観光資源になりそうなものだが、フェリー乗り場にも高齢者が多く、あまりよその人は来てくれるな的な看板が設置されていた。
佐世保に向かいます
平戸から佐世保に向かいます。国道は海沿いではなくて山の中を通る。13:00に出発し、約45Kmを走り、17:30佐世保駅に到着。
明日の軍港クルーズの予約をしてから、佐世保のアーケード街をぶらつきました。
佐世保は長崎県第2の都市で、明治から鎮守府がおかれた海軍の根拠地。現在も海上自衛隊の他、アメリカ海軍の基地が置かれ、軍都の伝統が続く街。
軍港クルーズで佐世保港を巡ります
2022年(令和4年)4月10日(日)
昨晩は佐世保市内ではテントは張れないので、6Kmほど離れた西海国立公園の近くでテント泊。
SASEBO軍港クルーズに参加する。冬季を除く土日祝開催。佐世保に土日に来たので参加できた。おまけに自衛隊、米海軍の主力艦も入港していた。1時間ほどので¥2000。
※ SASEBO軍港クルーズ公式HP に移動します
13:00佐世保を出発して、長崎市近郊を目指す。するとすぐに後輪パンク。チューブを交換して走り出すが、夕刻にまた後輪パンク。
荷物が重くてだいぶタイヤに負担がかかっているようだ。
ハウステンボスのあたりを通過した後、前方に3本の長い塔が見える。軍港クルーズでも見えた針尾送信所跡の電波塔。大正時代に建設された137mの塔が残る。
暗くなったので時津町近郊の道路わきスペースでテント泊。走行距離67.2Kmでした。
長崎は今日は雨でした。
2022年(令和4年)4月11日(月)
早朝に長崎市都市圏に入る。長崎県県庁所在地にして九州有数の観光地であり、原爆被害の鎮魂の地。何回も来ているが、自転車で走るとまた違った感覚になる。
朝のラッシュ時の大通りを行くが、雨になりそうな天気とはいえ自転車通学・通勤の人を一人も見なかった。坂が多すぎて自転車は敬遠される土地だな。
※ 長崎の自転車に関するコラム に移動します
軍艦島クルーズ、上陸できるかな?
軍艦島は長崎港から18.5Km沖合に浮かぶ端島(はじま)の別名。明治時代から炭鉱の開発が始まり、1974年に閉山するまで大勢の人が住み、狭い島内に高層建築が林立します。その姿が軍艦のように見えるためこの別名となります。2015年には世界遺産の一部となりました。
閉山後無人島になるが、その廃墟のありさまがドラマなどで使われ話題となり、2009年に一部が整備され上陸できるようになり軍艦島クルーズが始まります。ただし条件が悪いと上陸禁止、周遊クルーズのみになります。上陸可能なのは年100日ほどとか。はたして上陸できるでしょうか。
クルーズ運航会社はいくつかあります。下記のクルーズは料金¥3600と安め&高島の資料館に寄ってくれるのでオススメ。
※ 公式軍艦島上陸クルーズHP (高島海上交通)に移動します
雨は止んだけれど、残念ながら上陸は不可。風速5m以上、波の高さ0.5m以上、視界500m以下のどれが該当しても上陸許可は出ません。
上陸できても歩けるのは南側のごく一部の区画のみ。でも、上陸してみたかったですね。上陸チケットは払い戻しです。
島原から雲仙岳を見てみたい
8時間かけて長崎から島原に到着(82.5Km)。諫早で3回目のパンク、予備チューブが無くなったので、調達していたら時間がかかった。ロード用チューブはある程度都会じゃないと売ってないので是非も無し。
島原半島の中心都市が島原市。城や武家屋敷が残るほか、街中に湧水があり水の都としても知られる。キリシタンによる島原の乱も有名。
※ 島原観光情報サイト に移動します
島原でテント泊しようと思ったが、あまり良い場所が無いのでフェリーで熊本に渡ってしまうことにする。
フェリーは運賃と自転車料ではなくて、自転車に運転手が付いているのだな。ちなみに自転車を分解・輪行バックに入れれば、大人1人の運賃ですむが、分解・組み立てで1時間かかるので楽をしました。
1時間で熊本着。神社の空き地でテント泊しました。走行距離98.1Km、8日間の累計で555.4Km。
コメント
コメント一覧 (2件)
私は今85歳で余命を楽しんでいる老人です。東北の仙台市で生まれ育ちましたが小学校低学年の時、近くの映画館で鹿児島県桜島の溶岩道路を車で疾走する観光映画を見てすごく感動しました。あんな素晴らしいところは近くにはない是非行ってみたいとの願望が私の心の中の片隅に寝ずいてしまいました。
私は、18歳で全国に事業所のあるÑ社に入社しました。当初東京亀戸の工場に5年ほど、次に仙台の工場に5年更に東京の新橋の本社に10年ほど勤務すると、ある日上司から九州の大分県に転勤しないか打診されました。どうするか私の迷いに決断を付けたのは子供のころに見た映画の桜島でした、その時は家族もいるのですが、桜島が影響して九州転勤をokしました。丁度大阪万博が開催されているときだったので、途中でそれを見学しながら大分に赴任しました。
大分に10年ほど勤務してその後仙台に転勤し、何年か経ち定年になり現在に至っています。 九州在住時は暇を見つけては桜島はじめいろいろな九州の観光地を巡り本当によかったと思っています。
このトラベルダイアリートラタロウは、すごく感動して見させてもらっています、私はもう年で頭もぼけてきていますが、これからは時には個々の旅行記に何とかコメントできればと思っています。
コメントありがとうございます。メールでも書きましたが、読んでくれる人が少し増えてきました。
コメントくれるのはまだ身内と友人・知り合いだけですが。
またコメントください。