ベトナム南部旅行第2弾です。ホーチミンから夜行バスでハティエンにつきました。ベトナム最西部でタイランド湾に面した人口5万人ほどの小さな街。
旅行ガイドブックや旅行記によく登場しますが、沖合45Kmにあるリゾート地フーコック島に渡るフェリーポイント、またはカンボジアに行く拠点としてです。
街自体の観光ポイントは少ないが、なかなか感じの良い街で3日も滞在してしまいました。あまり観光の参考にはなりません(笑)。
※ 22日間の旅の費用です(日本円に換算したもの)
クアラルンプール⇔ホーチミン往復航空券(2人分)¥24025
クアラルンプール市内⇔KLIA2往復(2人分)¥1984
ベトナム現地滞在費 ¥86291
総計 ¥112300 ÷22日間で 1日平均 ¥5104(2人分)
安い!やはり航空券の費用と物価の安さ and 観光していないのが大きいです(笑)
ハティエン(Hà Tiên )に着きました
ホーチミンから入った今回の旅で、最西端の街ハティエンは一番遠い所。最初に一番遠い所に行って、すこしずつホーチミンに近づいていこうという計画です。
田舎町ですがフーコック島やカンボジアに行く拠点なので、ホーチミンからのバス便はけっこうあります。FUTA社の寝台バスで10:30に立ち、未明の5:00にバスターミナルに着きました。
お宿をとってCơm Tấm(コムタム)で昼食
2024年(令和6年)3/7(木)
未明にバスターミナルに着きましたが、街の中心部まで2Kmくらいあります。明るくなったら歩いて行くか、と思っていたら、バス会社の送迎車が来ました。
宿にほど近い街のロータリーまで乗せてもらい、宿に行ったら部屋が空いていたのか入れてくれました。
宿は街道をはさんで街の中心部の反対側を選択。街の中心部は宿が固まっていますが、週末はカラオケ大会になってすごくうるさい、というレビュー有り。徒歩10分で街中に行けますので。1泊315千ドン(¥1890)。
一休みした後、街にでて昼食と街歩きです。
美味しい地元飯が食べられるのが Cơm Tấm(コムタム)。本来は「砕けた米」(安い米)を意味しますが、おかずを注文するとご飯、スープ、お茶などがつく大衆定食屋。
Quán Cơm や Quán cơm bình dân などの言い方もあります。
豚肉煮物、ひき肉卵、野菜炒めを注文。ご飯、ニガウリ肉詰めスープ、お茶がついてきましたが、ご飯がすごく多い。ベトナムは昔の日本がそうだったように、少しのおかずで大量のご飯を食べるスタイルです。おかずも味が濃いめなので注文しすぎに注意。
街歩きと寺院見物です
ハティエンの周辺に奇岩などが見所として『歩き方』に載っていますが、わざわざ見に行くほどの価値を感じません。街中を歩きローカル寺院を見る方が楽しそう。
Chùa Giải Thoát とグーグルマップに載っていた仏教寺院。東南アジアはタイ、ラオス、ミャンマーは個人の修行を重視する上座仏教。でもベトナムは仏様にすがり皆を救おう、という大乗仏教。日本・中国も大乗仏教ですが、お寺も少し似ているかな。
Quan Thánh Miếu 關聖廟
中国人も多いのか道教寺院もありました。
ここは関帝(三国志の関羽)を祀っていました。、劉備や張飛も描かれています。
Tam Bao Temples はハティエンで一番大きな仏教寺院のようです。グエン王朝時代の建立で、敷地は2.5ヘクタールあり汕宝塔と呼ばれる仏塔がシンボル。
NhàThờGiaoXứHàTiên カトリック・ハティエン教会
フランス植民地時代の影響でカトリック信者も多いようです。
初日の夜が更けます
ハティエン2日目です
2024年(令和6年)3/8(金)
ハティエンは田舎の街だがこの地方の中心地。街の一角にはそれなりの常設市場がありにぎわっています。海沿い街なので魚介類も豊富でした。
市場を回って朝ごはんもGetだぜ
市場は魚介類、肉類、野菜・果物、衣料・雑貨とおおざっぱに分かれています。
特徴的なのは売り手も買い手も女性が多いこと。ベトナム女性は働き者で、一家の稼ぎ頭であることも珍しくないとか。
簡単な食事やおやつを売る屋台や担ぎ売りも多く、朝食になる物を買います。
また街歩きと寺院見物です
あまり外国人観光客が行くような観光名所はありません。たいがいの外国人観光客はカンボジアかフーコック島に行くため1泊くらいしかしないでしょう。
鄚公廟 Lăng mộ Mạc Cửu
『歩き方』に載っている街中唯一の見どころ。この地を治めていた漢人マック・クー一族の霊廟だとか。右手の緩斜面に墓地がある。
Brick Kiln Buddhist Temple
鄚公廟の北にあるなかなか風情のある寺院。パゴダはレンガ焼き竈を利用したとか。
さらに北に行くと Phu Dung Pagoda 寺院。ここは観光バスが停まって中国人観光客の一団が参観していました。
ハティエン雑景とナイトマーケット
昼食はまた定食屋コムタム。大通りに何軒もの店があり店替わりで行きました。
今日は豚肉味噌煮、チキン煮、魚スープを選び、ご飯、野菜、冷茶がついて2人前80千ドン(¥480)。今日もご飯が多い。
夕刻から街中や通りを電飾自転車タクシーが走る。少し離れた夜市に行く観光客めあてみたい。ハティエンは外国人には見どころが無い街だが、ベトナム人や中国人には知られた観光地なのかも。
夜市はお宿から徒歩15分くらい。行ってみたが衣類・雑貨・海鮮レストランが中心で、期待していた屋台村みたいな物は無かった。
ハティエンの最終日
2024年(令和6年)3/9(土)
さまで観光ポイントの無いこの規模の街に3日もいれば、見るところは無くなりますね。橋を渡ってバスターミナルのあるあたりを散策します。
郊外を歩いてみました
地元民の居住区・市場を散策。フランスパンのサンドイッチ・バインミーの担ぎ屋台があった。屋台は多いが天秤棒で担ぐバインミー屋は珍しい。1ヶ15千ドン(¥90)。
今回はあまり観光地ではない田舎の街を周ったが、人口はそれなりにある所がほとんど。
ハティエンのこのあたりが一番田舎度が高いかな。
マレーシアはイスラム教徒が犬を不浄と考えるため猫が多い国。ベトナムは犬が好きなようで、あちらこちら犬だらけ。
当地は飼い犬でも首輪をつける習慣が薄いため野良犬との区別が困難。
狂犬病の被害もあるため、うかつに近寄れません。狂犬病は発病すると100%助かりませんので怖い。
午後はもうのんびりです
同行者が暑さでダウンしたので、午後は1人で昼食へ。コムタムで豚肉煮物を頼み、ご飯、野菜、スープ、冷茶がついて25千ドン(¥225)でした。
今回来て気に入ったのがアイスコーヒーのカフェ・スア・ダー(cà phê sữa đá)。
カフェはフランス仕込みの深煎りコーヒー、スアはミルク、ダーは塊(この場合は氷を意味)。
ホット・コーヒーもあるが暑い南部はアイス・コーヒーが主流です。茶店で注文するとお茶もサービスでついてくる事が多い。料金は¥90~¥180くらい。
夕食はポーク焼き定食のコムスン。昼前から夜まで豚肉を焼く煙が絶えない人気店がありまして、ひとつ35千ドン(¥210)とリーズナブル。ホーチミンだと47千ドン(¥282)もした。
ベトナムに入って5日たちました。現地滞在費の総額は¥19092、2人で1日平均¥4000以下。観光にかかる費用がほぼゼロなのが大きいです。宿代・飲食費ぐらいしか使っていません。
明日はバスでャウドックに移動します。
※ 海外旅行記NO63 ベトナム南部➂チャウドック編 に続きます
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