10年ぶりのマレーシア国内旅行に行ってきました。今回はマレー半島東海岸部のクランタン州、トレンガヌ州、パハン州がメインで最南端のジョホール州にも寄ってみました。マレーシアの有名観光地は西海岸部に多いためあまり外国人観光客は訪れないマイナーな地域ですね。
前回はコタバル案内でしたが今回は南下してトレンガヌ州に入り、州都クアラトレンガヌを歩きます。
※ この記事は姉妹ブログ『KLダイアリートラタロウ』に
「マレー半島東海岸部に行ってみた クアラトレンガヌ編」としても掲載されています。
旅の概要
※ あまりお金のかかる観光はしません。街中をブラブラするのがメインです。
※ マレーシア通貨1リンギッ=¥40で計算しています。4年前は1リンギッ=¥30、円安で悲しい
Ringgit はよく「リンギット」と表記されますが、マレー語では語尾のTは発音しないので現地では「リンギッ」と発音されています
※ 2026年(令和8年)9/20(日)~10/4(日)の記録です。

青〇ジョホールバル、緑〇バトゥパハ

旅の予算(2人分)
14泊15日(車中泊1)の総経費は
・ ¥97464(1日平均¥6498)
このうち宿代(13泊)は
・ ¥42209(1泊平均¥3247)
長距離バスは7本乗って
・ ¥15948
ここ最近の旅行(フィリピン、インドネシア、タイ)などとに比べると往復の航空券が必要ない分安上がり、と言いたいところですが、近隣諸国(シンガポールを除く)より物価が高いので1日あたりの費用は同じくらいの感じです。
トレンガヌ州の概要

(地図はディフォルメされた物です)
クアラトレンガヌを州都とするトレンガヌ州は最北部のクランタン州とパハン州の左手、南シナ海に面しており240Kmほどもあるマレーシア最長の海岸線を持ちます。Terengganu とは「あそこに光がある」という意味のTerang Nun というマレー古語に由来し、美しい海岸線のことだとか。
州人口は128万人ですがマレー系96%、華人系2.5%、インド系0.2% とクランタン州と並ぶマレー系=ムスリム人口の多い所です。
州都 Kuala Terengganu の クアラは首都クアラルンプールのクアラと同じで、2つの川が合流する場所。川が多いマレーシアではよく見る地名ですね。

トレンガヌ州もスルタン(地方君主)がいらっしゃいまして、現在は第18代アル=ワシク・ビッラー・スルタン・ミザン・ザイナル・アビディン陛下。
2006年から2011年まで、第13代マレーシア国王(アゴン)を務めておられました。
※ マレーシアの国王は9人のスルタンによる5年ごとの輪番制です。
クアラトレンガヌ見聞録
① Grab でバスターミナルに行ってみた
コタバルからクアラトレンガヌに長距離バスで移動しますが、バスターミナルはお宿から4Kmほど離れた郊外。バスターミナルに行く市内バスが無さそうなので Grab の使い時ですね。これはマレーシア発祥で東南アジアに広がっている配車サービス。公共交通機関が発達しているクアラルンプールでは必要性を感じませんでしたが、今回はアプリを入れてきました。


目的地と乗車地を入れると候補の車が出てきました。一番早く来そうな車を選ぶとドライバー〇〇さんが、5分で来ますとの返答。待っていたら本当に5分ぐらいで来た。目的地に着いてもクレジットカードを登録してあるので支払い手続きもなく「テリマカシ」と言って降りるだけ。
思っていた以上に便利でした。ラッシュ時やスコール時は料金が上がるらしいが、乗る段階で料金が確定しているのが良いね。KLでタクシーには数えるほどしか乗っていませんが、なかなかぼってきますので。旅行者には Grab オススメです。

② 長距離バスでの移動とお宿
コタバル ➡ クアラトレンガヌはおよそ170Km。RedBus で予約して運賃1人約¥1000。


10月以降はモンスーンが来て雨季となり、観光オフシーズンみたい。でも9月末でもあまり観光客の姿は見えません。ヘイズの影響か曇天も続きます。おかげでバスもガラガラ、2階の最前席が取れて視界良好です。


視界良好の席だが内陸を走るため「きれいな海岸線」なぞ全然見れません。


3時間半ほどでクアラトレンガヌ市内に入ります。遠くに街の新しいシンボルの跳ね橋が見えました。多くの都市でバスターミナルは渋滞を避けるため郊外にありますが、ここは街の中心部にあります。バス自体が渋滞の原因にもなるので大丈夫なの? 全然問題無いことがあとで判明します。


バスタ ➡ 中心部への移動が無いので便利。お宿もバスタの近くを予約。徒歩3分で着ける Citi Inn 、1泊88リンギッ(¥3520)。ちなみに外国人は1泊あたり10リンギッの税を取られます。

昔のマレーシアは間口の広さで税が決まっていたので、正面は狭いが奥行きが広い建物が多い。この宿もそんな感じで、京町屋の「うなぎの寝床」と同じですね。


③ 街中を歩いてみた
クアラトレンガヌ市内はそこそこに広いが、バスターミナルの北側が昔からの町並みみたい。トレンガヌ川沿いにチャイナタウン、中央市場、バスタ北に州立モスク、王宮、北西にモール、跳ね橋があり徒歩圏内。

バスターミナルの近くに位置するのが1793年に建立されたアビディン・モスク(Masjid Abidin)という州立モスク。ただ狭いためか別な場所に新州立モスクも建立されています。




街の中心部とおぼしき繁華街を歩くが??? なんだか活気がありません。平日の午後、雨模様という状態ではあるが、それにしても開いてる店舗が少ない、通行人がいない、車もあまり走っていない。本当にここは中心部?

コタバルもその傾向がありましたが、モータリゼーション化と共に商業の中心部が車でアクセスしやすい郊外に移ったみたい。バスタに向かう途中で見た繁華な通りが現在の商業中心部だったようです。
長距離バスターミナルが街の中心部にあるので不思議に思っていたが、旧市街が空洞化しているので渋滞もあまり発生しないのね。


ファミマを発見。日本のコンビニだが日本国内より海外店舗の方が多いのです。2016年に1号店がクアラルンプールにできてKL市内では珍しくもないが地方都市にもあるんだ。


トラタロウはたまたま2016年にKLに行っていましてファミマを発見して驚愕。もっと驚いたのが商品の価格設定が日本とさまで変わらなかったこと。こんな値段で大丈夫?と思っていたがマレーシア人の購買力はなかなか強いのか店舗増殖中です。2025年時点で465店舗、いずれ600店舗まで拡大予定だとか。


KL市内のコンビニはセブンが多いが、そんなに良くはないかな。それに対してファミマは日本サイズで商品も充実。ファミカフェもあって飲食可能となかなか使えます。近年パン、サンドイッチもある自販機 FM Miniも登場しました。ちなみに「おでん」もありますがマレーシア人好みに魔改造された味ですので、日本人が食べて美味しいと思うかは疑問。まあ話のタネにはなります。
④ チャイナタウンもありました

マレーシア人口の23%を占めるのが華人(中国系)。特に都市部に多いのでクアラルンプールだと42%近くになります。トレンガヌ州ではわずか2.5%しかいませんが、市内にはチャイナタウンがありました。Jalan Kampung Cina(中国村通り)の両側に100年ほど前の商業建築が並んでいます。


ショップハウスは中国南部・台湾・東南アジアの華人街に多かった商業地域の形態。各店舗は屋根付きの回廊で結ばれており、雨でも安心。現在もマレーシア各地に残るが、階層を増やした近代化バージョンもあります。




マレーシアで華人が暮らす場所に必ずあるのが神料店という祭儀具専門店。華人が信仰するのは仏教が主ですが民族宗教である道教も同時に信仰されています。日本人が仏教も神道も受け入れているのと似ていますね。
神料店にはどちらの祭儀具もありますが???なのは紙で作られた車や邸宅の模型があること。これはあの世でご先祖様に使ってもらうための供物なのです。


和安宮という中国寺院に入ると中央に祀られていたのは媽祖でした。実在した林家の娘が神格化され天上聖母とも呼ばれます。コタバル編でもその寺院を紹介しましたが中国南沿岸部・台湾で信仰が盛んです。
道教は仏教と混ざったり、各地の神を取り込んだり、人間が神格化されたりで神様がいっぱい。トラタロウもメジャーな神様しか分かりません。


多々ある神様の中で誰でも分かるのが関聖帝君(関帝)。大人気物語『三国志』の中で蜀の劉備に仕えた武将・関羽が神格化された姿です。赤ら顔に長い髭、青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)を持つ姿でキャラが立ちすぎ。KLや横浜のチャイナタウンに関帝廟がありますね。ここには主君劉備・仲間の張飛と並ぶ像が祀られていた。


広東会館がありました。中国人は移住すると同郷や同族の組合を作り相互扶助をしてきました。ここは広東省出身者の末裔が多いみたい。KLにある華人コミュニティも福建・広東・客家などに分かれています。


⑤ ビーチに行ってみた
クアラトレンガヌ市内の東にあるバトゥブロッ海岸( Pantai Batu Burok )に行ってみた。近郊バスターミナルからT100バス(3リンギッ=¥120)で30分。

きれいなビーチと言うより市民の憩いの場という感じ。屋台や飲食店もあって楽し気な雰囲気。


馬や馬車にも乗れます。馬車がクアラトレンガヌの新名所である跳ね橋型でした。


東海岸なので朝日は見えるが夕陽は見えません。


⑥ 旅のB級グルメの①
コタバルからクアラトレンガヌへの移動はバス。バスターミナルのナシチャンプル( Nasi Campur )店で朝食です。


「ご飯+混ぜる」という意味ですが、様々なオカズがテーブルにセットされており、ご飯の皿に自分で好きな物を盛るというセルフサービス形式です。
街頭、フードコート、駅・バスタなど様々な場所にあるので手早く簡単に食べるのに便利。不便なのが料金が分かりにくいこと。まあご飯、主菜、野菜各1品ぐらいなら10リンギッ(¥400)前後。
多くはマレー系ですがチャイナタウンなら中国系も有ったりします。インド系は各地のリトルインディアにあるかな。

マレーシア中華麺の代表がカリーミー。鶏ダシのカレースープを使った麺で、具やヌードルは地域や店によって違いますが、どこで食べてもハズレは少ないオススメ品。華人居住区にしかありません。
暑いマレーシアの氷菓のひとつがABC(Air Batu Campur、混ぜた氷の意)。かき氷ですが小豆・豆類、ゼリー類など具沢山。チェンドルと人気を二分するマレーシア名物です。ABCは(Ais Batu Campur / アイス・バトゥ・チャンプル)の略で「ごちゃ混ぜかき氷」の意。アイスカチャン(Ais Kacang、「豆アイス」の意)と呼ばれることもあります。


バスタ周辺が旧市内中心部だが商業の中心地は車に便利な郊外に移った感じ。おかげで夕食時には飲食店が少なくて困った。しかたなくバスタの食堂でマレー系のミー(麺)をすするしかなかった。2杯で15リンギッ(¥600)と安いが味はそれなり。


中央市場の食堂で東海岸部の名物料理で朝食。ナシダガン( Nasi Dagang )は魚を入れたカレーでいただくご飯。野菜の酢漬けが添え物です。5.5リンギッ(¥220)。
ナシミニャ( Nasi Minyak )はギー(バター精製油)を入れて炊いたご飯。鶏か牛肉の煮物と一緒にいただく。6リンギッ( ¥240)。


東海岸部の伝統菓子がアコッ(Akok)。小麦粉、ココナッツミルク、卵、ヤシ砂糖の生地に甘い香りのパンダンリーフを入れ専用の型で焼きました。柔らかいもっちりケーキという感じ。KLでも人気で夜市でよく焼いているのを見かけます。


⑦ パヤン市場にいきました
クアラトレンガヌの中央市場はトレンガヌ川沿いの Pasar Kedai Payang Terengganu。なかなか整備されてきれいな総合市場の隣に生鮮食品市場があります。だけど街の中心部は空洞化しているためか人口が多い割に人気が少ない感じ。



マレーシア半島部は東西共に沿岸部だが西より東海岸部の方が魚を良く食べるとか。鮮魚売り場の感じは同じようだが、クアラルンプールではあまり見ない魚の干物が売られていた。




食品以外を扱う総合市場が立派。目立つのが亀のぬいぐるみ専門店が何軒もあったこと。長い海岸線がありウミガメが産卵に上陸するのです。




⑧ クリスタルモスクです
2008年に建立されたクリスタルモスクはクアラトレンガヌのシンボル。島に建てられたそれはトレンガヌ側に面しています。鋼鉄を組み鏡面仕上げされたモスクは朝日に輝き…と言いたいが曇っていました。

市の中心部からトレンガヌ川に沿って10Kmほど西にあるので歩いては行けません。近郊バスターミナルからT21番バス(3リンギッ=¥120)、30分ほどで着きます。

終点から駐車場を通ってモスク正面に行けますが、川沿いの遊歩道に出たほうが眺望がよろしい。ちなみに朝9時ごろ来たが観光客は誰一人いなかった。


モスク内部にも入れますがドレスコードあり。引っかかっても外套(ジュバ)を貸してくれます。男性は長袖・長ズボンならだいたいOK。女性は髪を覆っていないとダメです。入場無料。


モスクから数百m離れた所に船着き場があり、お土産屋、売店、トイレがあります。ここから跳ね橋まで観光船が出るので興味のある方は乗ってみて。


⑨ 各種博物館があるけれど…
クリスタルモスクのある地域は島になっています。その西半分には Taman Monumen(モニュメント公園)という野外博物館。世界中のモスクの大きなミュニチア(矛盾する表現かな?)が点在しているとか。ちょっと興味がわいたが露骨な外国人料金になっていたのでパス。




多少高くても入ってみようと思っていたのが Kampung Budaya Terengganu。バスで街に戻る途中にトレンガヌ博物館があり、そこに隣接する野外博物館。林のなかに各地の建物が移築されています。


入場券売り場は閉まっていたが、野外博物館の入り口はオープン。各建物の内部には入れないが散策しながら外観を見るのはOKでした。


現役時代はよく博物館に行きましたがやがて気づきました。よほど自分が好きな分野の展示ではない限り忘れてしまいますね。最近は安いかよほど興味のある博物館以外は行ってません。特にトレンガヌ博物館はマレーシア最大というが、露骨に高額な外国人を取るのでパス。


⑩ クアラトレンガヌ・ドローブリッジ(跳ね橋)
クアラトレンガヌはトレンガヌ川の河口にできた街。2019年に大きなドローブリッジ(跳ね橋)が作られましたが、モスクを思わせる4本のミナレット(尖塔)を備えたそれはクアラトレンガヌの新しいシンボルとなっています。



チャイナタウンのあたりからトレンガヌ川沿いに遊歩道が整備されており、河口の景色を楽しみながらドローブリッジまで行けます。

全長638mの跳ね橋はロンドンのタワーブリッジを模しているとか。夜はライトアップされます。


⑪ 中華街の中秋節に行ってみた
初日にチャイナタウンに行った時に中秋節のお祭り開催のバナーを見ました。クアラトレンガヌ滞在の最終日だったので行ってみました。


中国で旧暦(農暦)8/15に行われる秋の豊作を祝う行事です。家族円満のシンボルである満月を見ながら月餅をいただきます。日本では「中秋の名月」として観月の行事になりました。




マレーシアの華人お祭りで欠かせないのがライオンダンス。着ぐるみライオン(獅子)を使い、春節(旧正月)に行われる踊り。獅子が邪を払い、幸運を招き入れ、富と繁栄をもたらす、と良い事だらけです。


クアラルンプールでは各地の華人コミュニティがライオンダンス演舞団を持ち伝統芸能を保持していますが、華人の少ないクアラトレンガヌでも頑張っていますね。


マレーシアで生まれたのがアクロバテック・ライオンダンス。高いポールの上に乗ったライオンが多彩な技を披露します。春節時期にKLに来ればモールなどで見る機会があります。国際競技会も開催されるらしい。
※ 2025 春節の華 ライオンダンスに10回遭遇してみた に移動します。


舞台が設けられ中国楽器の演奏団が待機中。





⑫ 旅のB級グルメ
さすが東海岸部は本場だなと思わせるのがクロポ( Keropok Lekor )。漁業の盛んな東海岸部で水揚げされた魚のすり身を揚げたスナック。すり身をLekor(細長く延す)したクロポレコーや薄切りにして揚げたせんべい状のクロポッ・クピンがポピュラー。


KLでも夜店やフードコートで揚げられているが、こちらの店はすり身から作る製造・販売店。なんだかいたる所にあるし、イベントにも出店。辛いケチャップみたいなソースで食べていた。


マレー系料理を安く手軽に食べられるのがナシチャンプル店。20種類ほどのオカズが並んでおり、ご飯を盛ったお皿に自分で好みのオカズをよそいます。
バスタの近くによさげな店を見つけたが昼時は地元民でにぎわっていました。KLにもナシチャンプル店は多いのだが、ちょっと違ったのが手食(てしょく)率の高さ。マレーシアは基本的にカトラリーを使わず手で食べる文化圏です。でも近代化が進むとスプーンとフォークで食べる習慣も広がってきました。
KLだと場所にもよるが手食率は半分くらいか?ところがクアラトレンガヌはほぼ100%手食。

トラタロウはインドで地元民に手食を伝授されたのでKLでもインド料理は手で食べています。でもマレー系料理はカトラリー使用。なぜならマレー系料理の方が油が多くて、後の手洗いが大変だから。ちなみにインド人もマレー系も手食では右手しか使いません。
※ 世界のB級グルメ/06 ナシ・チャンプル in マレーシア に移動します。


インド系が7%もいるマレーシアではトーサイやアッパムなどインド系朝食がポピュラー。KLではこのての店はインド系が経営している場合が多いが、クアラトレンガヌはインド系が少ないためかマレー系一家が経営していました。ムスリム系インド人が生み出したというロティチャナイはインド料理店にはありません。
※ 世界のB級グルメ/15 朝食 in インド に移動します。
※ 世界のB級グルメ/07 ロティチャナイ in マレーシア に移動します。


お昼ご飯はチャイナタウンで麺。マレーシアでポピュラーなのはイエローミーと呼ばれる物。中華の麵料理にもマレー系のミーゴレンにも使える万能麺。でもコシが無いのでトラタロウはあまり好きではありません。生麺もあるけれどスピード重視の屋台ではあまり使われませんね。
夕食はインド屋を見つけたのでマトンビリヤーニと魚カレー。なかなか肉の量も多くてこれで16リンギッ(¥640)ならお得です。

各8リンギッ(¥320)

お宿の近くに名物のナシ・ミニャ( Nasi Minyak ) 専門店があった。ギー(バター精製油)を入れて炊いたご飯で牛肉煮込みと合わせて食べると美味。今まで気づかなかったのは昼までで閉めてしまうため。マレーシアの個人経営飲食店は時間限定の店が多いのです。


マレーシアの国民食のひとつがナシレマ。ココナッツミルクを入れて炊いたご飯に簡単なオカズを組み合わせ、お持ち帰り用はバナナの葉で三角形に包みます。バスタの売店で魚煮が入った物を見つけました。KLでも見たことが無かったが、魚好きの東海岸部ならではの物。
世界のB級グルメ/18 ナシレマ(ナシルマ) in マレーシア にも加筆しておこう。


⑬ そうだったんだトレンガヌ州
クアラルンプールに住んでいるとはいえ地方の様子は案外知らないものです。今回いろいろ調べていたら「そうだったんだ」という情報がいろいろ出てきました。

KLからもかなり遠くて、貿易港も無くて、農業・漁業以外の産業が無さそう。ところがトレンガヌ州は裕福な州でした。
マレーシアは産油国でボルネオ北部の油田が有名ですが、トレンガヌ州の沖合にも1970年に発見されたタピス油田があります。おかげで連邦政府からの石油特別交付金がガバガバ入り、マレーシア随一の優良財政を誇るお金持ち州です。

クアンタンに行く途中トレンガヌ州南部の都市ケルテ( Kerteh )を通ったらすごい規模の石油精製施設やコンビナート群が見られました。
トレンガヌ州が世界的に知られているのは美しい島と海。3月~10月のダイビングシーズンには世界中からダイバーが集まるとか。また長い海岸線はウミガメの産卵地としても有名。
トラタロウは2016年にプルフンティアン島にシュノーケリングに行きました。コタバルから行ったので気づきもしませんでしたが、そこもトレンガヌ州でした。


トレンガヌ州はクランタン州と並んでムスリム人口が多い州です。金曜日のお昼時、歩き疲れて大きなモールに入って10分後、すべての店のシャッターが閉まり買い物客も外に出されてしまいました。
ムスリムは礼拝の義務がありますが、金曜午後の礼拝が一番重要視されるためモールもその時間帯は閉まってしまうみたい。
KL市内は華人系とインド系が多くムスリム率は5割程度なので考えられない現象。敬虔なムスリムが多いこの2州ならではの制度でした。



これでクアラトレンガヌ編は終了。
海外旅行記NO68 マレーシア東海岸部 ③ クアンタン編 鋭意製作中です

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