第57回目の海外旅行は6回目のインドです。広大な国なので何回行っても周りきれません。今回はインド亜大陸南西部のべンガルール(バンガロール)~デカン半島の街~ゴア~ムンバイを正味2週間で周りました。旅の前半部は外国人観光客がほとんどいないマイナーな地域です。
旅の前後はマレーシアの首都クアラルンプールに寄って長期滞在ビザ(MM2H)の延長手続きや銀行関係の雑務をしていますが、ちょっとだけふれました。
※ この旅行記は2017年(平成29年)12/20~2018年1/8までのものです。
物価・レート・日本換算金額は当時のものです。
※ トップ画像はベンガルールの市庁舎ヴィダーナ・サウダ。
旅の始まりとマレーシア
インドPARTは14日間で滞在費は2人分で¥63500。1インドルピー(¥1.8)
1マレーシア・リンギッ(¥28)
1USドル(¥113)で計算しています。
2017年(平成29年)12月20日(水)
名古屋国際空港セントレアから中国東方航空便で出発。上海で乗り換えてマレーシアの首都クアラルンプールにつきます。
クアラルンプールは観光ではなく、将来の移住に備えたビザ関係と銀行関係の諸手続きをやっていました。※2022年12月よりクアラルンプールに移住しました。
マレーシアに行く楽しみのひとつがご飯。マレー人、華人、インド人が混在するためメニューが豊富、B級グルメ天国なのです。久々のマレー飯美味。
※ ロティチャナイについてはこちらをご覧ください
世界のB級グルメ/07 ロティチャナイ in マレーシア
※ ナシチャンプルについてはこちらをご覧ください
世界のB級グルメ/06 ナシ・チャンプル in マレーシア
ベンガルール(Bengaluru)に入ります
2017年(平成29年)12/22(金)
クアラルンプールからベンガルールに行くエアアジア便はさすがにインド人だらけ。
4時間のフライトで着、時差2時間半。今回から主要空港でアライバルビザ(2000Rs=¥3600)が取れるようになりました。
空港バス(高い)で街中に入り、予約しておいたお宿に行きます。
ベンガルールはカルナータカ州の州都でチェンナイと並ぶ南インドの大都市。人口も550万人ほどもありインド第三の都市。その割に緑も多くあまりゴチャゴチャしていません。
英語風のバンガロールからインド風のベンガルールに名称が変わりました。IT産業の中心地で「インドのシリコンバレー」とも言われています。
街に出るとインドらしい風景がいくつも見られます。これを見るとインドにきたなあ、と感じますね。
もちろん食べ物もインドらしい物。インドには大都市の一部を除いてインド食の店しかありません。日本みたいに和洋中からエスニックまである国のほうが珍しいのです。
インド独特の朝食をいただきます。
下町の中心部 CITY MARKET に行ってみました。大都市なのに田舎の雰囲気も残した露店市場が広がります。
近代的なメトロ(地下鉄)ができていました
ベンガルールに来たのは10年ぶりですが、前回はなかった地下鉄が開業していました。2011年開業で2017年にはパープル、グリーンの2路線に増加。いづれ4路線になるとか。
ニューデリー・メトロは乗ったこたはありますが、ここでもインドとは思えない(失礼ながら)キレイで近代的なメトロでした。インドも変わっていくんだな。
インドの大都会で外国人がバスを使うのは困難。メトロ開通でだいぶ便利になりましたが、細かい所はインドの三輪タクシーであるオートリキシャーが頼り。
メーターはあるが外国人にはまず使ってくれず運賃交渉になります。距離によりますが半値ぐらいに値切って50~100ルピー(¥90~¥180)。それでも現地人の倍以上は払っていると思う。
インドの定番ランチはミールス(北部ではターリー)。丸い金属お盆の上に主食とオカズ類がセットされたもの。画像のそれは主食だけでもプーリー、白米、ビリヤーニと3種類、デザートまでついた豪華版なのにこの価格。
※ ターリー(ミールス)に関してはこちらをご覧ください
世界のB級グルメ/03 ターリー(ミールス)in インド
ちょっと観光もしてみます
あまり観光名所は無い都市ですが、ヒンドゥー教の成獣である牛を祀るブル寺院(Bull Temple)に行ってみました。街の創建者と伝えられるカルナータ王国のケンペ・ゴウダ1世(Kempe Gowda Ⅰ)が16世紀に建立したとか。
ナンディと呼ばれる牡牛の像がご本尊です。ちなみにベンガルールの国際空港はケンペゴウダ空港といいます。
ヴィダーナ・サウダ(Vidhana Saudha)という1957年に作られた政庁ビルです。新ドラヴィダ様式だとか。メトロ駅直結で行くのには便利だが、内部は公開していないみたい。
初めてインドに行ったのは1989年の冬で、首都でも大都市でも田舎の街の雰囲気が残っていた。2007年に初めて訪れたベンガルールは妙に近代的な街並みがあり驚愕しました。
インドもだんだんこのような所が増えていくのだろう。
チキン・マサラやマトン・マサラと呼ばれるものが一番カレーに近い。これに小麦粉のパン系食品チャパティやパラータをつけるのが基本。ご飯物はチャーハンもあります。
一人前¥300もあれば満腹になりますが、大都会以外ではインド食しかありません。
次は夜行寝台列車で移動し、ハンピ遺跡に向かいます。
海外旅行記NO57 南西インド ②ハンピ編 に続きます
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