モン州の州都モウラミャインからカレン州の州都パアンに行きます。半ば鎖国状態が長かったため東南アジア「最後のフロンティア」と呼ばれるミャンマーですが、パアンはカレン人が国軍と対立・内戦状態で、2011年まで外国人が原則入れず「秘境」と呼ばれていました。
※ ミャンマー通貨1000チャット=¥73.5 で計算しています
カチン族の秘境パアン(Hpa-An)に入ります
2019年(令和元年)12月27日(金)
オートリキシャー(2000チャット=¥148)でモウラミャインのバスターミナルへ。8:30発のバスでパアンに向かうが、客待ちなどで出発は実質9:00。料金1200チャット(¥89)
なんだかんだで10:45にパアンに着きました。
カチン族の多いカチン州の州都で人口42万人の都市。人口50万人のモウラミャインもそうだったが大都市とは思えぬほどのどかな街。長らく紛争地で外国人が入ってこなかったので昔の雰囲気を残す。
街の中心は時計塔。このあたりにバス会社がありバスが発着するが、バスターミナルは無い。
時計塔の北に市場やホテルがあり、北上すると中央市場につきあたる。西に行くとサルウィン川につきあたり、川沿いにフードコートがある。南下するとカンタヤ湖に至る。
パアンのお宿GALAXY MOTEL 1泊¥1795、今回の旅では高級な部類。市場や繁華街にも近く宿独自でパアン1日ツァーもやっています。部屋もきれいでオススメ。
今日はパアンの街歩き。初めての街を歩くのは楽しいですね。
警察官かな。警察用の拳銃を調達するより軍用銃を流用したほうが安くつく。かつてのインドの警察官も軍用ライフルを装備していてビビリました。
カンタヤ湖のほとりに屋台街を発見。ミャンマーも外食文化で三食外食の人も多い。
タイ料理屋台があったのでタイで食べ損ねたソムタムをいただく。未熟なパパイヤは甘くなく、野菜として使われるが、これを細切りにした物を他の野菜、トウガラシとあえたサラダ風料理。
容赦なく辛かった、1000チャット(¥74)
モウラミャインと同様パアンもサルウィン川に面してます。違うのは上流なので川幅が少し狭くなってきたのと石灰岩山が多いこと。観光客の増加を見越して、川沿いにホテルやレストランの建設が進んでいましたが…クーデターでご破算か。
パアンの名所6か所巡り1日ツァーです
2019年(令和元年)12月28日(土)
パアンの街の近郊に名所、ほとんど寺院ですが、散在しています。レンタルバイクで自分で周ることも可能ですが、交通事故等考えると考えものですね。
お宿主催の1日ツァーが7000チャット(¥515)、交通手段のみ、食事・入場料別と安いのでこれで行きます。
寺院参拝のルール
- 寺院内には裸足で入ります。靴は指定された場所で脱ぎ、置いておきます。
- 男女共にあまり肌を露出する服装は避けましょう。
- 靴が無くなることはありませんが、靴入れを持参するのはあり。
- 足の裏は不浄とされますので人や仏像に向けないように。
- 僧侶に声をかけたり、触れたりしない。特に女性が触れるのは強いタブー。
- 仏像に触ったり、撮影のため中に入り込まない(当たり前ですね)。
まあ常識にそった行動をすれば問題はありませんが、時々ルールを破った外国人が逮捕される例が報告されます。キリスト教会と違い脱帽のルールはありません。
※ パアン観光で行く寺院の多くは洞窟寺院や鍾乳洞トンネルなのでハンドライトがあると便利
①コーカタウン洞窟寺院(Kaw Ka Taung Cave)
街の西側にある洞窟寺院。パアン周辺は鍾乳洞が多く、これを利用した洞窟寺院のひとつで、洞窟の壁に刻まれた無数の仏陀像に人々の信仰を感じる場所です。
生きている小鳥、魚、亀を売っていますが、食用ではありません。信者がこれを買って逃がしてやることで徳を積む、放生(ほうじょう)という習慣があるのです。
昔の日本にもあった習慣で放生会(ほうじょうえ)が行われていました。落語のテーマにもなっています。
②サダン洞窟寺院(Saddan Cave)
街の南にある洞窟寺院。500mあまりの長い鍾乳洞があり、ここを抜けた先には…
※ここは靴を脱いだら袋に入れて持って行くことをオススメします。
英語の案内図だとWaterfall Village と表記されている場所かな。
➂チャウッカラ寺院(Kyauk Kalat Paya)
池の中の島の垂直立岩上に作られた寺院。とてもフォトジェニックでパアン観光の目玉。ちなみに現時点では多くの寺院は拝観料無し。
パアンの北西9kmに位置するのが聖山ズウェカピン山(Mount Zwekapin)。
標高723mの山頂までハイキングするもよし、ロープウェイ(建設中?)で行くも良し。
近くには仏像でいっぱいのルンビニー公園(Lumbini Garden)もあります。
④コーグン洞窟寺院(Kaw Goon Cave)
街の南西に位置する洞窟寺院。そんなに大規模ではないが、なぜかここだけ外国人は有料で1人3000チャット(¥220)。ここで全体分徴収なの?
⑤ヤティピャン洞窟寺院(Ya-Thay Pyan Cave)
洞窟寺院そのものは普通だが、鍾乳洞のトンネルを潜り抜けた先には…
左はタマリンドのジュース。¥37
市場でも売っている固い殻に包まれた巨大な豆だが、なかの果肉が豆なのに甘いのです。
調味料に使われる酸味が強い物もあるので、買うときは注意。お菓子やジュースに加工されるものは甘酸っぱい品種なのでOKです。
タマリンド紹介サイトに移動します。
⑥蝙蝠洞窟(Bat Cave , Linno Cave)
夕刻になるとサルウィン川沿いの洞窟から、膨大な数のコウモリがエサを求めて出てきます。
ナイトマーケットで夕食にしよう
パアンの下町と市場を散策
州都、30万都市とはいえ半鎖国状態だったパアンは昔の風情を残す街。朝の散策にでかけました。
左画像は移動式屋台。バイクと組み合わせて機動力高いですね。けっこう見かけます。
散策の最後はお宿の近く、サルウィン川のほとりにあるシュエインミャオ寺院(Shwe Yin Mhyaw Paya)。ここがパアン発祥の地だとか。
お宿に帰って朝ご飯。今朝も地元料理で攻めてくれて大満足。
今日はこの後チャイティーヨーにバスで移動します。
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