トラタロウです。30年以上夏冬海外に出かけていましたが、コロナにより行けません。コロナ以前に最後に行ったのが2019(令和元年)のタイとミャンマーです。当時の様子をまとめてみました。
コロナ状況が沈静化して、自由に旅行ができますように。そしてミャンマーがまた平和な国になりますように。
※NO61とありますが、61回目の海外旅行という意味で、コンテンツが61あるわけではありません。
この旅行は2019年(令和元年)12月21日(土)~2020年(令和2年)1月6日までのものです。
現地通貨はタイ・1バーツ=¥3.6 ミャンマー・1000チャット=¥73.5で計算しています。
出発、名古屋からバンコク、そしてスコータイへ
2019年12月21日(土)
名古屋の中部国際空港セントレアから一路バンコクに出発です。フライトはバックパッカー御用達のLCCエアアジア。
この時期で名古屋・バンコク往復¥35000(荷物料含む、席指定なし)ならお得かな。3か月ぐらい前から予約していましたが。6時間半くらいのフライトで午後3時すぎにバンコクに着きました。バンコクにはスワンナープ空港とドンムアン空港がありますが、LCCはドンムアンに着きます。
ドンムアン空港から市内へは、いくつもの交通手段がありますが、安くて使いやすいのはBMTA BUSかな。タクシーがおよそ300バーツ(¥1080)かかるのに対して30バーツですみます。
A1からA4と4つのルートがあります。詳しくは下記リンクへ。
公式/タイ政府観光庁のサイトへ移動します。
バスはこんなやつ。ちゃんとエアコンも効いてます。料金は車掌さんに直接現金払い。
ただしラッシュ時はオススメできません。バンコクの渋滞はすごいので、最寄りの市内鉄道駅にタクシーで行き、市内鉄道で入るのが無難です。
2021年8月からSRTレッドラインが開通し、ドンムアン駅もできたそうです。
レッドライン利用のコンテンツに移動します。次回はこれを試してみたい。
ドンムアンは国鉄駅にも隣接していますが、国鉄は本数も少なく、車輛も古く、遅いのでオススメするかは微妙ですね。終点はメイン駅のファランポーンなので、ここに行きたいか、近くのチャイナタウンを目指している人には良いかも。あと料金は5バーツ(¥18)と最安間違いなし。
ドンムアン駅利用のコンテンツに移動します。
バスは渋滞がなかったので40分ほどで終点の戦勝記念塔に到着。
いつの戦勝かと調べたら1940年代フランスとの戦いでした。じつはタイはすごい国なんです。アジアの多くの国は欧米列強の侵略で植民地にされてしまいましたが、当時独立を維持できたのはタイと日本だけ。日本も第二次世界大戦で占領されたので、本当に征服されなかったのはタイだけ。
歩いて繁華街サイアムへ移動。サイアム・パラゴン内の両替屋で円をバーツに両替。
バンコクには両替屋が多く、場所によってレートが全然違うので、行きやすく有利な所を選びましょう。オススメ両替屋のコンテンツはすごく沢山あります。
夜行バスでスコータイに行くため、バンコクに3つあるバスターミナルのひとつ北バスターミナル(通称モーチットマイ)に来ました。MRTモーチット駅から徒歩でも行けるはずだが、夜で道がわからずタクシー使用、44バーツ(¥158)。
行先によってバスターミナルがちがいますので要注意。
バンコク市内バスターミナル紹介のコンテンツに移動します。
乗車前に腹ごしらえ。ターミナル内の食堂でライスヌードルのひとつセンレックをいただく。
魚肉ボールや豚肉入り。場所柄50バーツ(¥180)と少し高め。
バスは日本で予約済み。メールできた予約票をバス会社の窓口に出すとチケットをくれます。
ほとんどタイ語ですが、行く先、時間、シートなど最低限は英語表記があるので困りません。
交通機関の混む年末年始のイメージで予約しましたが、実際はガラガラ。おまけに予約で1人¥1516かかったが、チケットを見ると運賃338バーツ(¥1217)。いらない予約で高くつきましたがしょうがないですね。
早く着きすぎましたので朝市を楽しみます
※スコータイのバスターミナルから市場・ホテル街(BUS HISTORIC PARKのあたり)へは、川沿いの道を行けば徒歩20分ほどで着きます。ですが、バスターミナルから川までは民家沿いの細い道を通るため、暗い時間帯は迷いやすく歩いて行くのはオススメできません。後述するように野犬の危険もあります。
2019年(令和元年)12月22日(日)
スコータイはバンコクの北427㎞。バンコクを21:00に出て、6時間半でつきました。朝の3:30は真っ暗で、ちょっと早すぎた到着。
しばらくバスターミナルで時間をつぶし、歩いて市街に行こうとバスターミナルを出たら犬の群れにほえられました。タイは野犬が多く、仏教の教えのためいじめられないから?危険です。かまれて狂犬病に感染、発症したら大変。発症したら狂犬病を治すことはできないので確実に死にます。
もしかまれたら発症する前に数回にわたるワクチン接種の必要があります。これを怠って発症・死亡した例もあります。日本で犬の飼い主に予防接種が義務付けられているのはダテではありません。知られざる旅行中の危険かも。※昼間より夜のほうが好戦的で危険度増
厚生労働省の狂犬病に関するQ&Aに移動します。
バスターミナルに戻りトゥクトゥク(三輪タクシー)で街にいきました。80バーツ(¥288)、距離のわりにちょつと高いかも? 2人分、早朝、観光地、外国人価格かな。
街に着くとまだ暗いのに市場が店を開いています。ローカルマーケット大好きなトラタロウにはたまりません。明るくなるまで市場をぶらつきます。
※写真をクリックすると拡大します
朝ごはんにチャーシュー弁当、30バーツ(¥108)美味。通勤者が次から次に来て買っていく人気の店でした。
なにやらタコヤキ型のような物でお菓子を焼いています。米粉生地にココナッツミルクを入れて焼いた菓子カノムクロックの変形版? 20バーツ(¥72)素朴な味です。
今回最大のオススメがザボンのような巨大柑橘類ポメロ(タイ語でソムオー)。売り子さんが客待ちの間に内皮まできれいに剥いてくれてます。さわやかな酸味・甘味、食べやすい、お値段もボチボチ。12月はシーズン最後くらいかな。
ソムオーのより詳しい体験記コンテンツに移動します。
世界遺産の遺跡 スコータイ歴史公園 (動画付き)
夜が明けて宿が開いたので荷物だけ預けて遺跡へ行くことにします。宿は新市街の市場の近くに多く、コンビニやレストランもあって便利。
スコータイの遺跡は新市街の西12キロに位置。タイの私営バスをソウテンといい、新旧様々な車輛が使われているが、ここのそれは何とも歴史的な風情で感動ものだ。料金一律30バーツ(¥108)※ソンテウとゆう音訳もあり、タイ語は発音すごく難しいので、現地人に聞かせたらどちらも違うといわれるかも。
ソウテンの座席からの動画です。短いですが雰囲気をお楽しみください。
1238年この地にできたタイ族による初の王朝がスコータイ朝。「幸福の夜明け」という意味らしい。その遺跡がスコータイ歴史公園として保存されている。入場100バーツ(¥360)、自転車持ち込み10バーツ(¥100)。
遺跡の中心は堀に囲まれた東西1.8キロ、南北1.6キロの旧城内。その周辺にも小さな遺跡が散在するので、全部見ようとすると大変かも。
歩いて周ると大変なのでレンタル自転車が便利。30バーツ(¥108)と安いがパスポートを預けなければならない。
近郊にもカムペーンペット歴史公園、シーサッチャナーライ歴史公園など世界遺産を構成する遺跡群があります。
スコータイ観光を詳しく紹介したコンテンツに移動します。
遺跡のある旧市街から新市街に戻り、お宿近くの店でお昼ご飯をいただきます。タイを代表するチャーハンのカオパットクン。
カオ(米)パット(炒める)クン(エビ)というそのまんまの名前。パラパラのタイ米はチャーハンに合います。味付けは魚醬のナンプラー。35バーツ(¥126)
米の麺のあえソバのクイティアオ・スコータイ(スコータイ風麺)。
何がスコータイ風かというとインゲンが入っているところらしい。30バーツ(¥108)。
タイの街は買い食い天国
夕食を兼ねてスコータイの街歩きに出かける。タイの街はあちらこちらに屋台が出ているので買い食い天国。美味しそうな物を見つけては食べてみます。
タイの焼き鳥ガイヤーンの屋台。東北地方イーサーンの名物らしいが、今やタイ中で見かける。
3種類各1本買って20バーツ(¥72)と安い。味付けはやや甘め。
街中の屋台をのぞくと魚ねり物を甘辛いソースで煮た田楽的な物。一人前10バーツ(¥36)
自転車、バイク、トゥクトゥク、車が混在で走るカオスがタイっぽい。
タイは外食文化では自炊しない家も多く、街角にお惣菜屋が多い。ごはんも売っているのでOK.
夜食用にグリーンカレーとご飯で25バーツ(¥90)。
夕暮せまる市場通りは買い物客でにぎわう。
米粉を原料とする蒸し菓子。甘いお菓子なのに強烈な香りの香菜パクチーが添えられるのはなぜ?あんまり合わないのだけれど。25バーツ(¥90)。
右の焼きソーセージは中にご飯も入っている。おにぎりの逆ですね。
1本5バーツ(¥18)、味付けはかなり甘い。
夜店がたくさん出ていた。毎日こうなのか、日曜日だからか。
いきなり花火も打ち上げられる。日曜日だからですね。
ミャンマーとの国境の街メーソートへ
2019年(令和元年)12月23日(月)
いきなり豚の画像、何これ? 朝のスコータイで巨大豚を見かけたのでご報告します。そんなに豚に詳しくないが、これはなかなか巨大豚なのでは。普通は大きくしすぎると飼料効率が悪くなるので、生後1年以内で出荷されちゃいます。こんなに育てません。種豚かな?
朝ご飯にタイ式のお粥ジョークをいただく。粥10バーツ(¥36)トッピング10バーツ。中国のあっさり粥よりダシが効いていて美味。
同行者は現地人にススメられ唐辛子醤油を入れたら、辛くて泣いていました。辛い物に関してタイ人のオススメはススメられません。
画像をクリックすると拡大します
バスターミナルからターク乗り換えで、ミャンマーとの国境の街メーソートに移動。
ワゴン車を使う中距離バス、ロットゥーで行きます。62バーツ(¥223)+130バーツ(¥468)。乗り換えの待ち時間がほとんどなかったので3時間で着きました。
※メーソートのバスターミナルは街の郊外・南西にありますが、ロットゥーは繁華街に近い街の中心部に着きました。
そんなに有名な見所は無い街ですが、ミャンマーとの貿易、旅行者・出稼ぎ者の出入りで活気のある国境の街となっています。国境の街って日本には無いのでちょっとロマンチック。
色々な所にミャンマーの文化が見られ、時間があれば観光するのもいい街です。
メーソート観光のレポサイトに移動します。
California というなにもタイと関係なさそうな名前の宿。少し中心部から離れているが、1泊¥1254と安いのと、宿前に国境行ソウテンのバス停があるのが決め手。
街の食堂でお昼ご飯。タイ文字は全然読めないので写真つきメニューは便利です。
上の画像、奥のオレンジ色の服を着た女性は、顔にミャンマー風俗のタナカを塗ってました。国境ふきんだとミャンマー系のタイ人も多いのでしょう。
この木の枝がタナカの原木です。水と一緒に磨ってペーストにして顔に塗ります。美容に良く、日焼け止めにもなるとか。
閲覧注意! タイは昆虫食の本場。市場ではたいがい調理済み昆虫が売られています。
右の画像は水棲昆虫タガメを発酵させた物。かなり珍味で高級調味料になるとか。
箱根庵も東南アジア、中国、メキシコなどで昆虫食の経験がありますが、イモムシ系はクリーミー、バッタ系はエビのような味が多く、意外と美味しいものがあります。実は昆虫とエビは御先祖が同じで、にたような味になるそうです。
タイで食用昆虫食に挑戦してみようサイトに移動します。
タイもミャンマーも上座部仏教ですが、お寺の様式などが素人目にも違います。メーソートはミャンマー系住民が多いのか、ミャンマー寺院に多いパゴダを持つ寺が多い。
晩ご飯はお惣菜屋でラープ(肉とハーブを混ぜた東北地方の名菜)、肉野菜炒め、ご飯を買って、お宿で皿を借りていただきました。
2人前で80バーツ(¥288)。アンパン15バーツ(¥54)は明日の朝食。明日はミャンマーに入ります。
コメント
コメント一覧 (1件)
初めてこのような詳細内容の海外見聞録を見て驚いています。 私も僅か約15か国ぐらいの海外旅行をしていますがその経験から現地に到着してからの行動に共通点が多々あるのを感じ嬉しいです。
①交通機関は②訪問先えの経路は➂どんなおいしい食べ物があるか、どこで食べられるか➃市場はどこか⑤その地域の歴史及び歴史的遺跡探索⑥観光施設の探索⑦町中の探索 等々が外国では気になりますね。
外国旅行の際は運よくそちらの投稿を見てから旅行が出来ればと思いました。