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海外旅行記NO61 タイの遺跡・水上市場とクーデター前のミャンマーを往く④チャイティーヨー,バゴー編

聖地のゴールデンロック

ミャンマーの有名な聖地、落ちそうで落ちないゴールデンロックがあるチャイティーヨーパヤーを紹介。そして最終目的地ヤンゴンの手前バゴーまで行きます。


 ミャンマー通貨1000チャット=¥73,5で計算

目次

聖なる黄金岩のチャイティーヨーパヤー(Kyaiktiyo Paya)

パアンの朝
右手にサルウィン川の流れるパアンの幹線道路

 チャイティーヨーパヤーに行くには、まずその麓にある街キンプン(Kin Pun)に行きます。小さな街であるキンプン行きのバスは少ないため、その近くの街チャイットー(Kyaik Hto)を目指しました。バスは5500チャット(¥404)、所要約3時間。

風景
ピックアップトラック
ピックアップトラック、500チャット(¥37)
キンプン(Kin Pun)はチャイットーの北側

 各地からのバスはキンプン行きを除いて、チャイットーの街中か少し離れたバスターミナルに着きます。チャイトーが終点ではないバスでは、どちらかで降ろしてくれます。どちらで降りてもピックアップトラックかタクシーがいるので、乗れば20分でキンプン到着。

キンプン中心部、格子で囲まれたような
Bawga Theiddhi Hotel がランドマーク
ゴールデンロック行のトラックバス発着所は隣
キンプンの食堂と土産物屋街
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ローカル食堂でお昼ご飯の細麺炒め
こちらはチャーハン、どちらも2000チャット(¥147)
トラック1
トラック乗り場は街の中心部にある

 海抜1100mほどの山上にあるチャイティーヨーパヤーへの交通手段は、荷台に座席のついたトラック。片道2000チャット(¥147)、座ったら直接払い、公営なのでボラれたりはしません。ただし急な山道をジェットコースターのように登り降りします。

トラック2
時刻表など無い、満席になったら出発
ロープウェイ

 ロープウェイもありますが、麓からではなく山道を少し上った所に駅あり。トラックに乗ると途中で駅に寄ってくれる。

ロープウェイ2
ロープウェイの係員、外国人料金で高いので乗る必要は感じられない。お坊さんは無料です。
50分ほどで到着
歩いて上る旧参道もあり、蓮台がある
チェックポイント
チェックポイント、英文で書いてあります
チケット

 順路を進むとチェックポイントがあり、外国人はここで料金を払います。1万チャット(¥735)でした。
 ここでトイレも使えます。

土産物屋
参道にはお土産物屋
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かご1
背負いカゴを担いだ荷物運び屋、子供も運びます
かご2
参道の土産屋、背後の広告は薬かな。
漫画チックな絵がいいね。
広告
ゲート
ビルマ獅子が並ぶ入口ゲート、ここから先は裸足になります
展望台1
ゲートから進むと展望台があり、ゴールデンロックが見えてきました
ゴールデンロック
1
大岩の上に巨大な丸岩がのっています
落ちそうで落ちないゴールデンロックというのを納得
周囲は山、所々に仏塔あり
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ロープウェイも見えました
参道2

 山頂は広くて整備され、大勢の参拝者が行き来する。あちらこちらで日よけやテントを張り、敷布持参で座り込むのは、夜をここで明かしご来光を拝もうとする熱心な信者。
 功徳がありそうだが外国人は泊まり込みは禁止らしい。

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ゴールデンロック2

 ついに来ましたゴールデンロック。大岩の隅に高さ7.6m、周囲15mの花崗岩の丸い黄金岩がちょこんとのってます。黄金岩の上には高さ7,3mのパヤー(仏塔)

ゴールデンロック3
基部の大岩には橋がかけられ、ゴールデンロックに触れることができる。女人禁制だけど。
金箔1
金箔を貼って功徳を積みま
金箔2
触るとこのとおり
隙間
基部の大岩と黄金岩の間にすき間あり
みんなよそ行きの服装ですね
ゴールデンロック3
納められたお釈迦様の聖髪によりバランスが取れているらしい
ゴールデンロック5
手が届かない所は、時々足場を組んで金箔を貼るとか
階段
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広場
境内で泊まり込む信者
参拝者の街
ゴールデンロックの奥にも街ができていた
街2
寺院もあります
街3
別のゴールデンロックがありました
さよなら
名残惜しいが下山します、また来れるかな

門前町キンプン(Kin Pun)の市場を巡る

キンプン中心部

 チャイティーヨーパヤーの門前町キンプンは、山麓の小さな街だが巡礼が訪れるためにぎわっていた。

巡礼者たち
巡礼客を目当ての土産物屋が並ぶ
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KFC
KFCがある。ミャンマーも変化して
いるんだなあ、と感じる

 チャイティーヨーパヤーにお参りする信者がミャンマー中から集まる街。巡礼者は小ぎれいな服装で来ているのですぐ分かる。
 だが物価は高め。特にお宿は設備が貧弱な割に高い。

お宿

 キンプンの宿Pann Myo Tho Inn  一泊¥2172、土産物屋街・市場に近いだけが取り柄の宿。
設備貧弱、清潔感無し、朝食ありきたりで値段とロケ以外はオススメできない。

市場通り
小さな商店の並ぶ裏通り
商店2
土産物やお菓子が豊富
グリーンペッパー
グリーンペッパーありました
南国樹木
背後の樹木が南国してます
夕闇
夕闇が迫ってきました
夕食1

 巡礼通りのローカル食堂で夕食。ヒン(ミャンマーの油煮込み)3種類とご飯で4500チャット(¥331)、生野菜もつきます。以前よりどこも美味しくなっている。

夕食2
生野菜に発酵調味料をつけていただく
右下の白いのはナス
夕食3
チキンの煮込み
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夕食4
エビ煮込みは少し高い
夕食5
野菜の煮込み
近所のおっちゃん
地元のおじさんもご飯です、左手のフォークで集めて、右手のスプーンですくって食べるのが基本の食べ方。
昔はインドと同様、手で食べるのが普通だった。
餅菓子
緑の餅菓子、¥37
袋に入っているのはラペ・トゥ
発酵させたお茶の葉をナッツなどと一緒に
食べるミャンマーのお茶請け的食べ物
300チャット(¥22)

ラペトゥ
朝市1
表通り以外はまだ未舗装が当たり前、雨季には行きたくないな

 2019年(令和元年)12月30日(月)
バガンに移動する前に朝の下町、市場を散策します。

女性1
屋台1

 スーパーやコンビニなんてまだありません。
路上の市場が食品買い物のメイン。観光朝市ならぬリアル朝市です。

フルーツや
カットフルーツ売り
僧侶
市場2
女性2
屋台2
チャーハン屋、おかずもあります
頭の上にのせて運ぶスタイル
男性は見たことないな

画像をクリックすると拡大します
ココナッツ
ココナッツの実をむいています
高床式
湿気を避ける高床式住宅
市場3
屋台3

 托鉢をする僧侶(後ろ姿だけど)。東南アジアに多い上座部仏教は、個人の修行を重視し一生に一度は出家をする人が多い。
 普通の信者は修行する僧侶を支援することにより功徳が積めるとされる。

托鉢
菓子
餅に胡麻とココナッツと黒蜜の菓子
500チャット(¥37)
菓子2

バイクタクシーで周る古都バゴー(Bago)

朝の街
キンプン朝の土産物屋街

 キンプンから首都ヤンゴンにほど近い古都バゴー(Bago)別名ペグーに移動。キンプン始発のバス、7000チャット(¥515)、所要2時間半ほど。

バス
バゴー行バス、割と良い車輛
途中の街
途中の街のひとつ
バゴー着
バゴーの街並み

 バゴー(ペグー)ヤンゴンの北東80Kmに位置する人口22万人の街。伝説では573年に生まれ、アラブ人の記録にも850年代には登場する歴史ある街。

ローカル食堂でお昼ご飯
ローカル食堂でお昼ご飯、メッカの写真があるので
イスラム教徒の店だな
焼きそば3000チャット(¥221)
画像をクリックすると拡大します
KyaeOohなる細麺、2500チャット(¥184)
バイク
バイクタクシーをチャーターして名所を回る、5か所で1万チャット(¥735)
シュエモード1
正門を守る対のミャンマー獅子
ミャンマー獅子

 ここで有料の見所の共通チケットを購入します。1万チャット(¥735)。

①シュエモードパヤー(Shwemawdaw Paya)

ミャンマーの三大パゴダのひとつで、114mの仏塔は一番高いとか。 現在の仏塔は1954年に再建された物。

共通チケット
お釈迦様
お釈迦様スーパースターという感じ
パヤー5
複雑な構造の屋根が連なる
パヤー3
ミャンマーで一番高い114mの仏塔、でも比較する物が無いと実感に乏しいな
パヤー
パヤ@2
回転する船にお賽銭を入れます
シュエモードパヤー2
いい感じのモニュメント
王宮1
王宮2

②旧王宮カンボーザターディ(Kambazathadi)

 16世紀に栄えたペグー朝時代の王宮跡が発掘され、1995年に再建された物。
 18年前に初めてバゴーを訪れた時は行った記憶が無いが、まだ公開されてなかったかも。

王宮柱1
発掘された古い柱も保存されていた
王宮柱2
発掘状況の資料も展示
王宮3
王宮4
ヤシの樹が南国らしい
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➂ミャッタリャウン寝仏(Myathalaung)

ミャッタリャウン1

 全長80mの寝仏像。新しい物で顔が写実的。

ミャッタリャウン2
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ミャッタリャウン3
ミャッタリャウン4
ミャッタリャウン5
足裏の文様も意味があるのかな
ミャッタリャウン6

④シュエターリャウン寝仏(Shwethalyaung)

シュエターリャウン1

 全長55m、高さ16mの寝仏像はペグー朝時代の994年に建立されたミャンマー最古の物。
長らく密林に埋もれていたが、イギリス統治時代に発見され、修復され、伽藍(がらん)も作られた。名作『ビルマの竪琴』にも登場する。

参道1
屋根付きの参道もできていた。
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参道2
参道の両側は土産物屋
シュエターリャウン2
足
足が組まれていると涅槃仏らしい
寄付
寄付すると名前が掲示されます

⑤チャイプーンパヤー(Kyaikpun Paya)

チャイプーン1

 1476年に建立された四方に仏座像を配した四面仏。高さ27mある。

チャイプーン2
チャイプーン3
子供が大勢、遠足かな
チャイプーン4

 この5か所 プラス チャッカワイン僧院がバゴー観光の必見ですが、他にもヘビ寺などの名所があります。
 バゴーのおすすめ観光スポット12 のサイトに移動します
 

バゴー街歩きとチャカッワイン僧院(Kyakhatwine Monastery)

夕暮れの街とモールからの夜景

メインストリート1
モウラミャインやパアンより人口は少ないのに都市らしい

 バゴーの宿はメインストリートに面した古いエンペラー・ホテル(1泊2万チャット=¥1470
)。安さとロケの良さ、窓からのながめが良いのが取り柄。バゴーは都市圏が密集しているのと、ヤンゴンに近く、交通の要衝のためにぎやか。

メインストリート2
遠景1
遠くにシュエモードパヤーが見える
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シュエモードパヤー
シュエモードパヤーの仏塔
遠景2
夕暮れの景色

※ 街の中心部にあるランドマークはICON Shopping Center鉄道駅は街の西はずれ(徒歩圏内)、バスターミナル(Hightway Bus Station)は西側郊外にあります。ホテルも新しいものは郊外に多い。

街の中心地は時計台
街の中心部にある時計塔
こんな看板があちこちにありました
ビンロウジュの嗜好品クーン
街の繁華街はなかなかのにぎわい。
新しいショッピングモールができていた。
スーパーや飲食店がありました。
抹茶物が最近はやりです
百均みたいな品揃えでした
エスカレーターまである
まだ新しげな建物
お釣り50チャット=¥3.7の代わりに
テッシュをくれた
ショッピングモール2
バルコニーがあって夜景がきれい、シュエモードパヤーがライトアップされる
仏塔は金色なのでライトアップに映える
夜こんなに明るいのは10日ぶり
韓国
韓国料理のファストフード店があったので夕食にする
韓国2
キンパブ(海苔巻き)1300チャット(¥96)
さつま揚げ?は2500チャット(¥184
)

2021年(令和元年)12月31日(火)

韓国3
プルコギ定食・キムチ付は6000チャット(¥441)
久々の東アジア飯は美味。

バゴーの朝市をまわる

夜明けのバゴー
バゴーの街の夜明け、まだ交通量も少ない
朝食屋台の準備,インド系だな
中華風揚げパン油条です
市場1
朝からにぎわう市場を通ってチャカッワイン僧院へ向かう
タナカ
顔に塗るタナカの原木
市場2
画像をクリックすると拡大します
市場3
市場

 バナナの葉に包まれたおこわがあったので朝ご飯にします。黒米の物が1人前で500チャット(¥37)でした。

おこわ
焼きもち
焼きもちは200チャット(¥15)
お菓子
豆板みたいな菓子、¥37
バゴー川
市場通りを抜けるとバゴー川に突き当たる
茅葺き?
茅葺き?の家がいい感じ、火事が怖いな

チャカッワイン僧院 を見学(動画付き)

チャカッワイン僧院入口

 東南アジアに多い上座部仏教では、一生に一度は出家して修行するのが良いとされる。ミャンマーでは4人に1人ぐらい出家経験があるとか。
 出家した者が修行を積む僧院は各所に大小あるが、ここは1000人あまりの修行僧を抱える最大規模の僧院。かつ僧侶の食事見学托鉢の模擬寄進体験などができる観光地にもなっている。

入口
僧院入口、ここからは裸足
僧侶1
若い僧侶多し、学校みたいなものか
厨房
厨房です、薪が置いてありました
大食堂
大食堂です
18年ぶり
18年前にも訪れた場所ですが、変わっていません
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アウンサン将軍像
アウンサンスーチー女史の父で建国の父アウンサン将軍の騎馬像。以前の印象よりキレイ、塗りなおしたかな
托鉢1
托鉢に行っていた僧侶のお帰り
托鉢2
小僧さん僧侶もお帰りです
野犬
野犬もうろつく僧院
生きとし生けるものみな仲間

 ※ 動画(26.1MB) 托鉢から戻る小僧さん

別の市場
宿を出たら別の市場を発見
でもそろそろヤンゴンに行かないといけない

 ※ 海外旅行記NO61 タイの遺跡・水上市場とクーデター前のミャンマーを往く⑤ヤンゴン編 に続きます

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この記事を書いた人

 トラタロウは元世界史・地理の教員です。授業のネタにするため毎夏・冬休みにバックパッカーとして海外旅行に出かけ、83ヶ国を訪れました。旅行情報や旅ネタ、海外食生活を紹介していこうと思います。
 2022年(令和4年)末よりマレーシアに移住しました。クアラルンプールに住み、姉妹ブログ『KLダイアリートラタロウ』を作って、移住やマレーシアの情報を発信しています。よろしかったらご覧ください。
https://www.logrecodocu.website/
 
 

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