20年ぶりの長距離ツーリング、1泊2日のテント旅行です
九州一周を自転車&テント泊で行こうと思いました。でも、問題がいくつかありますね。
- 20年以上長距離ツーリングしてません。せいぜい半日くらい。
- 自転車にテントやシュラフを積んで走ったことありません。
- 自動車の車中泊はあるけど、テント泊も日本じゃ未経験。※アメリカの国立公園ではやっていましたが、あれは自動車移動です。
九州にいきなり行ってから、やはり走れませんでした、テントも使えませんでしたではいかんので、予行演習に一泊二日のショートツーリング、テント泊(必須)をしてみました。
ローカル観光地・名所も紹介したいと思います。
ちなみにこれが人生初ブログ・コンテンツです。練習のつもりで作りましたので、つたない文書、画像処理はご笑読ください。
使用する自転車は日ごろから愛用のケストレル&デュラエースのロードレーサー。ただし17年間、7万8千キロも乗っている年代物です。
問題はカーボンフレームなので、簡易キャリアーはともかく、重量物を載せられるキャリアーを付けるのが難しいらしい。ネットでいろいろ調べましたが、へたするとフレームが破断するそうです。
いきつけのプロショップは1897年創業、日本最古の自転車店といわれる浜松のミソノイサイクル。相談したところ車体に負担がかからない方法でキャリアーを付けてくれました。プロの技を見ました。
ミソノイサイクルのホームページには、ショップの歴史がのっており、明治時代の自転車店や自転車風俗が紹介されていて一見の価値があります。
ミソノイサイクルHPに移動します。
3/28(月)出発です
早朝に出発。浜松に2つあるイオンモール1つ、志都呂イオンの横を通過。
ここは横に新川という浜名湖に続く汽水川があり、クロダイ、セイゴ、ハゼなどが釣れます。6月から9月は夜にウナギが釣れています。
このツーリングでは
のんびり走る、1日100キロ以下
走るだけでなく、そこそこ観光もする、をモットーに出発。
一路静岡を目指しますが、旧東海道になる国道1号線ではなく、太平洋に沿って進む150号線を行きました。なぜ?国1はよく通るのであきました。150号線は25年ぶりです。
来るべき東海地震ではかならず津波が来ます。150号線沿線は平地なので、津波から避難するための人口高台や避難構造物が建てられ命山(いのちやま)と呼ばれています。これで救われる命がありますように。
袋井市の命山の資料に移動します。
東へ東へと進み御前崎市に到着。道の駅があるが平日なので閑散としていました。
御前崎の名物?が浜岡原子力発電所。浜松市から直線で60キロない至近距離にあります。地震が起こったらどうなるか非常に心配。
中部電力の浜岡原発広報館。入場無料だけど要予約。今回は時間がないのでパス。
中部電力の浜岡原子力館HPに移動します。
ちょっと150号線を離れて御前崎の先端に行く海岸道路へ。週末はサーファーでにぎわう場所だが平日なので、1人しか見ませんでした。
遠州灘は伊豆まで船が逃げ込める港がなく、航海の難所でした。このため江戸時代から灯台が設けられていたそうです。現在の灯台は明治7年にできた歴史ある施設で、現役の灯台でありながら重要文化財に指定されてます。
駐車場から灯台に上がれます。灯台の敷地は入場無料ですが、灯台に登るのは有料です。
ここまで浜松から61.5キロ、約5時間でつきました。
御前崎灯台/御前崎市公式HPに移動します
御前崎~藤枝~焼津~用宗
あまり有名な名所はありませんが、なかなか興味深い観光地がある所です。
おすすめは
- ふじのくに茶の都ミュージアム…牧之原の県立お茶博物館、季節なら茶摘み体験も
公式ホームページに移動します。 - 旧東海道の石畳が残る金谷坂…東海道の遺構が保存されています
島田市観光協会公式サイト/旧東海道金谷坂石畳に移動します。 - 蓬莱橋…大井川にかかる世界一長い木造歩道橋、長い木造橋で大井川を渡れます
島田市公式ホームページ/蓬莱橋に移動します。 - 川越遺跡…江戸時代の大井川の川越制度をテーマにした野外博物館
島田市公式ホームページ/川越遺跡に移動します。
一日楽しめる観光地であり、海辺には海鮮の販売処も多いですね。
ただ、御前崎から大井川にかけての海岸道路は、津波・高波対策なのか堤防が続くため、海の景色は全然見れず、がっかりです。
お昼ご飯はカレーチェーン店でカレーラーメン(¥715)。きわ物かと思ったらなかなか美味しい。疲れた体にスパイスがしみました。
なんだか走ってばかりなので観光も入れましょう。でも行ったことがある観光地ばかりなので、藤枝方面にむかい未見の田中城跡に行ってみました。戦国時代の徳川・武田の係争地で、江戸時代は本田家田中藩の城ですが、あまり有名ではなく、よほどの城郭ファンじゃないと知らないかな。
有名じゃないのは石垣や建物がほとんど残っていないから。でも、上空から見ると同心円状の遺構が確認できるので、なんかすごい、と思ってしまう城跡なのです。
田中城を紹介したコンテンツに移動します。上空からの写真に納得。
本丸跡から徒歩10分くらいの所に史跡田中城下屋敷があります。明治に払い下げられた本丸櫓が寄贈・移築されています。他に茶室、仲間部屋などが残っています。
藤枝市ホームページ/史跡田中城下屋敷に移動します。
徳川家康は鯛のテンプラで食あたりを起こして死亡した、という説がありますが、ここがその事件の舞台だという説もあります。仮説ばかりだけどこれも歴史ロマン?かな。
このあたり水に恵まれているようで、庭園も泉水をめぐる形式です。
ここまで浜松から108.5キロ、約10時間。そろそろ宿泊地を決める時間かな。
藤枝の隣が焼津です。カツオ漁港として有名ですが、最近(2022)冷凍カツオ窃盗事件でさらに有名になっちゃいました。
現在の150号線は静岡バイパス・日本坂トンネルを経由して静岡市に入りますが、かつてはここ大崩(おおくずれ)海岸がメインルート。海岸沿いの断崖に作られた約4キロの狭く急こう配の道で、大型車は通行禁止。ここを越えると静岡市です。
なんと、かつては東海道本線もここを通っていました。道路跡のような柱の遺構は、鉄道用の石部(せきべ)トンネルの跡だそうです。
静岡市西端の用宗(もちむね)の林の中でテント泊。近くに温泉施設もあるので旅の疲れも癒せます。用宗みなと温泉は昼間の晴天日なら露天風呂から富士山が見える温泉施設。旅の途中に寄るのもオススメです。
用宗みなと温泉HPに移動します。
暗い中なれぬテント設営に悪戦苦闘。温泉に行って、夕食はコンビニ弁当、疲れてすぐ寝てしまいました。浜松から130.3キロ走って初日は終了です。
行けるかな自転車旅行・浜松~静岡~三島(下)
に続く。