あんまり観光をしないベトナム南部のみ旅行第五弾。一番遠くのハティエンからだんだんホーチミンに近づいてきます。今回はメコン河に面した大都市カントーで人口130万人。
ここの名物は早朝の水上マーケット見物ですので、珍しく観光に励みます。それが済むといつものノンビリ街歩きです。
次にビンロンに行ったら本当に観光資源が無い街でした。
※ 22日間の旅の費用です(日本円に換算したもの)
クアラルンプール⇔ホーチミン往復航空券(2人分)¥24025
クアラルンプール市内⇔KLIA2往復(2人分)¥1984
ベトナム現地滞在費 ¥86291
総計 ¥112300 ÷22日間で 1日平均 ¥5104(2人分)
安い!やはり航空券の費用と物価の安さ and 観光していないのが大きいです(笑)
カントー(Can Tho)への移動です
2024年(令和5年)3/16(土)
ロンスエンからカントーにバスで移動。近い2時間もかからない。ただベトナムの場合バスターミナルやバス会社が郊外にあるので、そこに行くのが面倒です。

ロンスエンのお宿でタクシーを頼んでおいた。案外近いバス会社(2キロくらい)に連れていってくれて料金も35千ドン=¥210とリーズナブル。


ベトナムの近距離交通はバイクタクシーが便利なのだが、2人だと流しのそれは使いにくい。さすがに大人3人で乗るのは恐ろしい。




ベトナムの地方都市は市内バスの便が悪るく、バスターミナルから市内に行くバスがあまりなさそう。バスターミナルにいるタクシーに市内中心部までの料金を聞くと、だいぶ高いことを言ってくるのでパス。流しのタクシーをつかまえメーターで行ってもらったら5Kmほどで75千ドン=¥450と半値で行けました。
ただ小さいホテルやゲストハウスだとタクシードライバーも知らないため、通りの名前を見せられると良いですね。言っても発音が難しいので通じない場合が多い。

上の画像の寺が Chùa PHẬT HỌC 仏教寺院。大通りに面していてランドマークになる。港、市場、博物館などが徒歩圏内です。



カントーのお宿は Homestay 63 というゲストハウス。バス・トイレ共用だが街中でロケが良く、225千ドン=¥1350とリーズナブルだった。近くには飲食店が並ぶ Đ. Đề Thám という通りがあって便利。


水上マーケットの遊覧船が出る港も近く。昔は市場だったらしいが移転。建物は風情があるためか残され土産物店やレストランになっていた。


フランスパンのサンドイッチであるバインミーはどこにでもあります。ただカントーにむやみに多かったのが精進料理のバインミー。肉は使わないで豆腐系が具の主役。屋台に描かれるCHAY の文字が精進料理を意味します。価格も肉系より少し安い。




夜になると港近くの沿岸遊歩道はライトアップされます。昼間はどこにいたんだ、と思うほどの観光客おしよせ夜市も開かれました。


ちょっと憮然とする水上マーケット
カントー水上マーケットはカイラン(CAI RANG)。船着き場から下流に30分ほど航行した場所。船は大型船1人100千ドン=¥600。未明の朝6:00に集合です。
チケットは前日購入。当日朝は大混乱するので事前購入がベストです。チケットによって船が違うので係員によく確認して乗りましょう。



カイランの水上マーケットもロンビエンのそれと同じく卸売り市場。大型の船が運んできた農産物を地元の小売業者が買い付けに来る。観光船チケット売り場では小型の物売り船が集まるような写真が掲示されていたがウソです。


小型の物売り船はいるのだが、すべて観光客目当て。観光船と並走してフルーツなどを売りに来る。




水上マーケットに来て少し憮然としたのが観光船の多さ。数十隻の観光船が集まり観光船見物に来たようだった。






市内を散策です
水上マーケット見学後は市内を散策。大都市とはいえ田舎の街です。













下町をさまよいました
2024年(令和5年)3/18(月)
カントー3日目は特に観光はありません。大都市でもちょっと路地裏に入ると庶民の居住区になり、なかなか良い風情があります。南ベトナムでHEM(直訳は小道)と呼ばれる路地を探索します。





ベトナム女性がよくかぶっている三角笠は¥100くらいで買えてしまう。すごく軽くて良い。欲しくなるがバス移動などでは不便そうなので断念。


下町のカフェ(茶店と言ったほうがピッタリ)でカフェスアダー(アイスコーヒー)で休憩。15千=¥90で安いが地元民はお茶を飲む人が多かった。



今回はブンを中心としたベトナム麺類の探求にはげみます。
世界のB級グルメ/16 ブン in ベトナム もご覧下さい




米粉を水で溶いた生地を薄く広げて蒸すと生春巻きの原型。乾燥させると生春巻きの素として売られますが、そのまま蒸し春巻きとして食べられます。中国南部で食べられる腸粉も同じ食品で、どちらも麺類に分類されます。
ビンロン(VINH LONG)は観光資源ゼロでした
カントーの北側にある街ビンロン。ここもメコン河に面した街でクルーズ船も出るとか。中距離ローカルバス乗り場から1時間半ほどで到着。運賃30千ドン=¥180です。


ちょっと前まで南ベトナム・メコンデルタ地帯のバス旅は、バスがフェリーで渡河するのが風物詩だったみたい。でも今回はそんな情景は一度もありませんでした。あちらこちらで架橋が進んでいるみたい。



10年ぐらい前の『地球の歩き方』を持っていきました。それによるとビンロンの港からクルーズ船が出ているとか。しかし行ってみると港は拡張工事中で観光船など無し。
それ以外の観光資源はありません。ちと体調も不良だったのでゴロゴロしただけ。












次回は最後の訪問地ミトー、そしてサイゴンに戻ります。
海外旅行記NO63 ベトナム南部⑥ミトー、サイゴン編 鋭意制作中
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