第67回目の海外旅行ですが目的地はフィリピンのルソン島北部。今までフィリピン入国は3回していますが首都マニラにしか滞在していませんでした。今回はマニラから北上してルソン島北部の町々をじっくり周ってみたいと思います。リタイア後の旅行はあまり観光はしないのんびり旅が主流でしたが、今回は初めての土地でもあり世界遺産を4つも見学しました。この記事では世界遺産となった山岳部の棚田を中心に紹介します。
※ 現在住んでいるクアラルンプールからの出発です
マレーシアとクアラルンプールを紹介する姉妹ブログ『KLダイアリートラタロウ』も運営しています。関連記事 フィリピンに行ったのでマレーシアと比べてみた を公開しました
※ この記事は2026年(令和8年)2/27(金)~3/22(日)の記録です
旅の概要


旅の出費(2人分・24日間)
・航空券(クアラルンプール・マニラ往復)
¥44173(1人¥22087)
エアアジア、セブパシフィック航空利用
・海外旅行保険…¥5020
・クアラルンプール・空港往復…¥2400
・現地滞在費…¥122943
合計…¥174536(1人¥87268)
※ 1フィリピンペソ=¥2.7 で計算
とりあえず一番辺鄙(へんぴ)で交通の便が悪い場所に行ってしまおう。昼にマニラに到着し、その晩に夜行バスでルソン島北部コルディレラ山脈の中にある田舎町バナウエに向かいます。ここが棚田観光の拠点なのです。
続いて20Kmほど北にある町ボントックに移動。ここにも棚田が広がっていました。
一路マニラに出発です

空港での前泊は大失敗
マニラ行きのエアアジア便は朝8時出発。早起きして空港に行くより、前夜に行って空港で寝た方が良いかな、と思い実行したが大失敗。なぜならKLIA(クアラルンプール・インターナショナル・エアポート)2には横になれるイスが皆無。普通のイスも角度が変で寝にくいと判明。床の隅シートを引いて寝ていたら警備員に起こされるという始末でほとんど寝れませんでした。


今回は窓際の席でなかった(LCCなので選択有料)のですが、KL・マニラのフライトだと興味深い場所が見られるかもしれません。眼下に次のような環礁が見えたらそれはミスチーフ環礁。満潮時には水面下に没する場所ですが、1995年から中国が勝手に占拠し、埋め立てて3000m級の滑走路を持つ軍事拠点にしてしまいました。
中国は東シナ海の領有権を主張し、フィリピンやベトナムなどともめています。尖閣諸島だけではないのです。


4時間のフライトでマニラ着。ちなみに東京・マニラも4時間ほどなのでマレーシア・日本の中間ですね。
フィリピン入国には eTravel という事前登録が必要です。まあ忘れてもマニラ空港で登録はできますが。QRコードを用意しておけ、という指示がありますが過去2回は提示を求められませんでした。今回も同様です。


入国をしたら両替です。荷物は手荷物だけなので税関を抜けて到着ターミナルへ。近年はWISEカードで現地銀行からおろしていますが、フィリピンの銀行はATM使用料が250ペソ(¥675)と高いです。
空港第3ターミナルからジープニーで市内へ行く方法
空港から市内に行く方法は多々あります。最安+現地密着型バックパッカーにオススメなのが、フィリピンの乗り合い自動車ジープニーで最寄りの市内鉄道駅に行く方法。
第1ターミナルからのジープニー利用方法は 以前ShortTrip①バクララン市場とマニラ市内に最安で行く方法 で紹介しましたが、今回は第3ターミナルなので勝手が違います。
※ マニラ空港は各ターミナルが離れていて連絡が悪いという評判です。乗り継ぎ等で移動する場合は要注意。

先人の記録を調べると第3ターミナルを出た所の大通りに市内鉄道駅行きのジープニーが走っているようです。空港を出ると駐車場ですが、そこから大通りへは柵があって出られませんでした。右側の端から出ましたが、後から考えると左端、サヴォイホテルのあたりが大通りに出るポイントみたい。
バクララン市場行きの表示があるジープニーを聞くと、親切にもジープニー乗り場まで無料で連れて行ってくれました。ありがたいが市場へ自力で行く方法がはっきり確認できませんでした。

ちなみに青〇が喫煙所です
後日市内→空港のジープニーを調べ、逆も情報をGet! 空港を出て駐車場を左に進み、大通りを渡ってサヴォイホテル側に行く。ここで右手(北西)に向かうニコラス発エドゥサ・EDSA(1号線のエドゥサ3号線、タフト・アヴェニュー駅がある)行きのジープニーを捕まえるのがよさそうです。
車体や全面に行先が書いてありますが、読み取りが難しかったらとにかく止めて「エドゥサ?」と聞きましょう。行くならうなずくか「乗れ」と言ってくれますので後部から乗車。料金は均一でこの時は13ペソ(¥35)でした。エドゥサは乗り降りの多い地点なので必ず止まりますが、グーグルマップの位置情報を見ながら行けば完璧。もし何か降りたい状況があれば「パーラ(ポ)」(降ります、の意。語尾にポをつけると丁寧な表現となる)と言えば停めてくれます。エドゥサ駅まで渋滞状況によりますが10~15分ほど。
※ バクララン市場にも1号線のバクララン駅があり、エドゥサ駅のひとつ手前


ジープニーについてのあれこれ
・アメリカ軍のジープを改造した車が源と言われています。派手なデコがフィリピンらしい。
・決まった路線を走りますが、バス停は無く乗り降りは自由で均一料金。
・始発だとお客がいっぱいになるまで発車しません。
・荷台部分に屋根とベンチがついた構造。天井が低いので車内を進む時は頭上に注意。
・座れる人数しか乗せません。途中で乗る時は乗る人数を指で示します。乗れるなら停まってくれる。
・田舎だと屋根の上にも乗せたりするみたい。さすがに都市部では見たことがないが。
・料金が安いので100ペソ以上の高額紙幣はお釣りが無いかも。
・後ろの席に座ったら、運賃は前の人に渡せばリレー式にドライバーに渡ります。お釣りも逆リレーで返ってきます。ドライバーの近くに座ると延々と運賃手渡し係になります(笑)。
・周りに現地人がいる状況ならそうそうボラれることもありません。
・混んでいると隣の人と密着。スリがいるという話もありますので貴重品管理大事。
バクララン市場でお買い物
夜行バスのバスターミナルに行くだけでしたらエドゥサから3号線タフト・アヴェニュー駅に行けばよいのですが、バクララン市場で入手しておきたい物がありました。
フィリピン・コンセントのアダプターが欲しい。コンセントの形は国によっていくつかあり、日本やマレーシアの電化製品はアダプターが無いと使えない場合があります。ちなみにフィリピンと日本のそれは米国の影響か同じ(Aタイプ)。スマホやPCのように電圧変換機能を内蔵している器具なら日本製品はそのまま使えます。

トラタロウが持参した電子ブックリーダーは変圧器が無いと充電できません。そして変圧器がCタイプなのでAタイプのアダプターがいるのです。幸いバクララン市場で50ペソ(¥135)で見つけました。フィリピンのコンセントの多くはA・C型共用タイプが多く3回くらいしか使いませんでしたが「備えあれば憂いなし」です。
※ マレーシア発祥のMR DIY がフィリピンにもあり、ここは35ペソでありました。

バクララン市場はディビソリア市場と並ぶマニラの2大ローカルマーケット。食べ物屋台も沢山出ておりストリートフード天国でもあります。夜行バスターミナルに行くには早いので買い食いしながら市場をぶらつきます。

さっそく路上の揚げ物店を発見。ルンピア(春巻)でしたが甘いというので買ってみたらウベ(紫イモ)の春巻で美味。フィリピンの食べ始めにふさわしいですね。。


アイス屋発見。緑のアイスは抹茶かと思ったらアボカドでちょっと甘すぎ。アボカドはメキシコ原産ですが、スペインが支配していたのでフィリピン・メキシコは共通する物がけっこうあります。


夜行バスのターミナルへ行ったらアクシデント発生
方近くになってきたので夜行バスターミナルに行きましょう。マレーシアでマニラ発・地方行きの長距離バスを調べていたら???と思ったのが発車地点。マニラ発ではなく知らない地名が書かれています。これはマニラに何ヶ所もある長距離バスターミナル(会社ごとにある)のある地名でした。
今晩乗る予定の夜行バスはクバオ(Cubao)発車。ほとんどのバスターミナルは市内鉄道の駅からさほど遠からぬ場所に置かれています。クバオも3号線クバオ駅と2号線アラネタ・センター・クバオ駅の近く。

バクララン市場からエドゥサ駅方面に進むと3号線タフト・アヴェニュー駅。ここは始発駅のためかちょっと変わった乗り方でした。
乗客はホームに行く階段で止められます。電車が来ると降車客が全員ホームから出た後に乗り込めます。なかなか合理的かな。
列の前にいたので座れましたがラッシュ時だったのでこれとても大事。9駅先まで乗りましたが、ラッシュ時は東京並みに混みます。

旅行で大事な装備は数々ありますが、足回りは重要。暑い国では足がしっかり固定できるサンダルを愛用しています。7~8年前にこれは良いというサンダルをみつけ5足購入し、旅行専用に使用。だんだん消耗し最後の一足をこの旅行で使い始めました。それがクバオに行く途中で違和感を感じたと思ったら靴底と本体が分離してしまった!
新品だけど長く保存している間に接着剤が劣化してしまったみたい。実はスリランカ旅行時も靴底分離が起こったが、幸いすぐに修理屋を見つけることができました。今回は都合よく修理屋も見つからず、応急用のサンダルを買ってしのぎます。分離サンダルは旅の後半で修理屋を見つけ直してもらいましたが、慣れてしまったので最後まで応急用サンダルを愛用することになりました。
※ 分離サンダルは旅に出る前に何回も試し履きしたのにその時は何も問題はでませんでした。


夜行バスに乗る前に腹ごしらえ。バスターミナル付近はけっこう繁華街になっており、フィリピンの大衆食堂カレンデリアも多い。
いくつものオカズから好みの物を選び、ご飯・スープとセットにする形式の食堂。内臓肉系と野菜煮物で2人分145ペソ(¥391)でした。

棚田の聖地バナウエ(BANAUE)です
夜行バスとお宿です
棚田観光の拠点となる町バナウエ行きバスを運行している会社はそんなにありません。最初は一番安そうなOHAYAMI社のバスを予約しようとしたら何回やっても支払い画面にいかないので断念。
CODA社の予約は予約会社の手数料がかかるのですが、他に無いのでOKします。バス代740ペソ(¥1998)×2、手数料148ペソ(¥400)でした。
ちなみにトラタロウが行った時期は観光客が少ない時期のようで観光地・ホテルはガラガラでした。でも夜行バスはけっこう満席でした。オンシーズンは予約しておいた方が無難かも。

※ OHAYAMI社は安いけど車輛が古い、時間がかかる、といった意見がありました。またバナウエの町の中心部まで行かず、1Kmほど手前のオフィスに着くのもマイナスポイントです。
マニラからバナウエは約350Km。夜行バスはマニラを出発してしばらくは高速道路で快適に進みますが、やがて下の道を行きます。
先人のバス内が「寒冷地獄のように寒い」という感想がありましたので、厚めのシャツを用意しましたが、そこまで寒くはありませんでした。季節とバスによるのかな?
途中2回休息あり。やがて山道に入るとのろのろ運転になりますが、9時間ちょっとでバナウエ着。バスはその後2時間かけてボントック、さらに1時間かけて終点サガダに着くはずです。

5:30 バスはバナウエのツーリズムセンター前に着きました。観光客と思しきはトラタロウ一行を含めて10人もいません。ここで1人50ペソ(¥135)の環境料を払います。
ここで棚田ツァーの相談・予約ができますが先人のブログにあった料金表はありませんでした。ツァーやトライシクルの地域別料金は聞けば教えてくれます。


棚田見学とトレッキングが王道みたい。でも高齢者バックパッカーであるトラタロウ一行は、もう長時間のトレッキングは自信が無いので、棚田見学だけにしておくつもり。

バナウエのお宿はツーリズムセンターから一番近いカレンシアイン・QUERENCIA INN。朝の6時に行ったが部屋は空いていてすぐ入れてくれた。どうもオフシーズンで客は我らしかいないみたい。
1泊709ペソ(¥1914)、狭い部家だが電熱機シャワーあり。無料の水もありました。
部屋が寒いという先人の意見もあったが、この時期は寒さは感じませんでした。


バナウエの町を歩いてみました
コルディレラ山脈の山中、標高1300mほどに位置する人口2万人の町。世界遺産の棚田観光拠点でなければ誰も訪れそうもない田舎町ですね。町の中心部に観光客を当て込んだ宿がある以外はこれといった特徴は無し。でも素朴な田舎町の雰囲気が良いので散策してみました。


着いた日は土曜日で野外市場が立つ日。地元高校生の鼓笛隊がマーチングしていました。




バナウエの常設市場はごく普通のローカル市場。何軒か市場食堂もあります。山奥なのに鮮魚も売っていた。
市場周辺の路上にも露店が並んで楽しい。




バナウエで平地らしい所は市場や学校の周辺ぐらい。家々は川沿いに斜面にしがみつくように建っています。

すべての棚田が世界遺産ではなくバナウエ中心部の棚田は指定されていません。棚田に行ってみましたが、この辺は田植えが遅いようで、まだ田起こし、苗代作りの段階でした。





フィリピンに多いのが大衆食堂カレンデリア。ご飯と作り置きのおかずをチョイスする東南アジアには多いやり方。バナウエでの初カレンデリアは2人でおかず3品、ご飯、ジュース1本で290ペソ(¥783)とバカに高い。マニラの下町で同じ選択をしても200ペソぐらいだと思う。
他の食堂も同じような価格だったので、どうもこの町はツーリストプライスが普通みたいです。トライシクルやジープニーも地元民と観光客は値段が違うみたいだ。
謎の嗜好品MOMAとは何?
バナウエの市場で不思議な商品を発見。それはビニール袋に数枚の緑の葉、楕円形の木の実、タバコの葉、白い粉が入った物。Taluwan という表示があったがタガログ語で検索しても出ないので地方語のようだ。
そして町のあちらこちらに「 MOMA の唾を吐くな、罰金だよ」という表示。MOMAはタガログ語で検索すると「ビンロウジュ」という回答がでた。そうか、ここにもビンロウジュをかむ習慣があるのか。


ビンロウジュは漢字で檳榔樹、英語でAreca Palm と呼ばれるヤシの樹の一種で実を使います。この実をコショウ科の植物キンマ(インドではPaan、英語はBetel)で包み石灰の粉末、お好みでタバコの葉・香料などを加えた物をかむ大人の嗜好品。
かむと軽い覚醒・高揚作用が生じ、台湾・東南アジア~インド圏にかけて幅広い地域で使用されています。文化・宗教的にも「良い物」とされ、お供えにも使われたりしますね。
でも近年タバコより体に悪い嗜好品だとされ、多くの国の都市部ではほとんど見かけなくなりました。



ビンロウジュについてのあれこれ
・ビンロウジュの実の種子と石灰が反応してアルカロイドが出るため目が覚めたり、体が暖かくなるような感覚が得られるとか。
・噛むと唾液がでますが飲み込まず吐き出します。化学変化で赤い唾液になります。
・発がん性が高く、常用していると口腔がんなどの病気になりやすくなります。
・インド周辺ではパーン屋台があり、好みに応じて中身を調合してくれます。
・台湾ではきわどい衣装の女の子(檳榔西施という、西施は古代中国の美女)がこれを売るサービス?があります。近年規制が厳しく、なかなかお目にかかれないようですが。
・インドやスリランカではキンマの葉は大変良い物とされ、諸行事・贈り物・お供えに使われます。


トラタロウもインドなどで何回か試してみましたが、すさまじい味で覚醒作用など感じる前に吐きだしてしまいます。まあ日本人がはまることは無いでしょう。
※ MOMAに関してはこちらのブログも参考になります
血に染まる町、イフガオ。悪魔の実?【MOMA】の正体とは に移動します。
ビューポイントを廻ります
一昨夜は空港泊、昨夜はバス中泊と強行スケジュールだったので今日はのんびりコース。午後は本街道を北に登り、棚田が見えるビューポイントを廻ります。一番上のビューポイントは町から4Kmちょい。行きはトライシクルで行き、帰りはビューポイントを廻りながら徒歩で帰りました。
ちなみに2人で4Kmなら100ペソもかからないと思いますが、この町ではツーリストプライスで200ペソ(¥540)とちと高め。オフシーズンなので値切れたかもしれませんが、坂道を歩くことを考えるとOKです。



グーグルマップだと Main Viewdeck となっている所が最高地点かな。Grand View Hotel を過ぎた先で Main Viewpoint という薄れた看板あり。ちなみにオフシーズンのためか観光客は少しだけ。


バナウエの棚田は世界遺産ですが、全部の棚田が指定されている訳ではありません。この辺のビューポイントから見える棚田は指定範囲外です。そのためか一部棚田→棚畑に変わっている所もありました。



20ペソ札にはバナウエの棚田が描かれています。町の中心部から数百m登った所、という情報がありましたが特定できませんでした。


この地の先住民イフガオ族の民族衣装が着れます。民族衣装のおじいちゃんおばあちゃん達が撮影チップを求めて営業中。これって老後の趣味と実益に良いな。




途中に警察署があった。タガログ語だと Pulice だが英語で書いてあるのは観光地だから?




ただ下るだけなら1時間ですが、あちらこちらのビューポイントに寄ると2時間ちょいの散策です。


夕食は市場の食堂。安いかと思ったら肉料理2皿、ポテト煮、ご飯で270ペソ(¥729)と高い。


翌朝に市場に行くとパナデリア(パン屋)が営業中。小ぶりだが菓子パンが1ヶ¥8という安さ。田舎でローカル価格ならこんなにも安いのか。マニラだと2~3倍はする。
世界遺産の棚田村を巡ります

バナウエ地区で世界遺産に指定されているのはバタッド(Batad)村とバンガアン(Bangaan)村のそれ。どちらの村の入り口もバナウエから15Km以上離れているので、歩いて行くのは現実的ではありません。
ジープニーの便も一日に1本ぐらいしか無いようなのでトライシクルをチャーターするのがベストでしょう。幸い同じ方向なのでまとめて行くことができます。棚田をじっくり味わいたい方はガイドをつけて村々を歩いて回ることも可能。

町中でトライシクルを1400ペソ(¥3780)でチャーター。本街道を東に向かい、途中でバタッド村への道に入りますが、これがとんでもない急坂。バナウエから村の入り口まで約1時間、良い車ならもう少し早いかも。
村の入り口からは車輛が入れない細い道となりますが、舗装されているだけまし。途中で入村料?1人50ペソ(¥135)を払います。


15分ほどでバタッド村と棚田を見渡せるビューポイントに着きました。

「天国への階段」と呼ばれる壮大な棚田が広がっています。2000年も前から続く(実際は500年ぐらいという説もあり)棚田は少しづつ広がってきたのでしょう。
フィリピンは熱帯なので平地では年に2~3回の稲作が可能な地域もありますが、この辺りは標高が高くて低温なのと、山にさえぎられて日射量が少ないので年1回の収穫しかできないとか。


ここは田植えが早いのか棚田が緑に覆われています。やはり何も植わっていないのはさみしいですね。
急な石段を下って村の中心部と棚田にも行けますがここはパス。バックパッカーとしては高齢者になったので無理はやめておきます。履き慣れないサンダルだし。


帰り道で若い日本人旅行者たちに会いました。今回の旅で唯一会った日本人旅行者でした。


(グーグルマップ)
本街道にもどり少し東に向かうと世界遺産に登録されている棚田のひとつバンガアン村です。規模はバタッド村に遠く及びませんが、棚田の真ん中に小さな村があるファンタジックな風景です。

※ バンガアン村を見渡せるビューポイントでトラブル発生。ドライバーが村まで降りるなら300ペソ追加などと言い出します。バタッド村はある程度降りないとビューポイントに行けないので何も言いませんでしたが、ここはゴネるポイントみたい。文句を言うと200ペソに下げてきましたが、トラタロウはもっとネゴする気満々。でも同行者がそれくらいならと日本人的感覚で言い出したのでボスの命令に従いました。
交渉する時回る場所だけでなく、どこまで行くか(ビューポイントだけか、村まで降りるのか)をはっきりさせておいた方が良いですね。バナウエは観光地なのでぼってくる可能性あり。


バンガアン村は本街道の入り口から緩やかな坂を下ること30分で村に着けます。これぐらいなら高齢バックパッカーでも余裕で行けますね。隣の棚田と高低差2mぐらいある場所も珍しくないので落ちたら大変ですが、ここの道は舗装され少し広い目、高い所には手すりも付いていて安心して歩けます。


イフガオ族の暮らす村は人口百数十名くらい。田植えが終わったためか皆のんびりくつろいでいました。観光客にも「ウェルカム・マイビレッジ」と挨拶してくれます。


帰り道、もうそろそろバナウエに着こうかとする所でトライシクルがパンク! ドライバーがバナウエに向かう空車をつかまえて、料金も払ってくれたので無事帰れました。

町に戻って遅めのお昼ご飯。野菜煮、トルタン・タロン(ナスのオムレツ)、焼き豚肉とご飯で310ペソ(¥837)とまた高い。
でも焼き豚肉が美味。現在住んでいるマレーシアは基本イスラム教国なので豚肉は制限されています。華人もいるので売られてはいますが、隔離されての販売。
豚肉料理も食べられますがちょっと高め。フィリピンは豚肉がメインなので食べまくりました。
第二の棚田の町ボントック(Bontoc)
棚田が見たいだけならバナウエだけで十分ですが、「知らない街を歩いてみたい」トラタロウは次の目的地ボントックに向かいます。バナウエから直線距離だと20Kmほどの隣町ですが、行くのにすごく時間がかかりました。
バナウエからボントック、20Kmに6時間?
山道とはいえ直線距離20Kmの隣町への移動は簡単だろうと思っていました。『歩き方』(古い版)の情報だと朝ジープニーが出ているとか。宿の人に聞くと朝ツーリズムセンターの近くからワゴン車が出るといいます。
前日に確認すると始発は9:00みたい。長時間のジープニーはきついので、多少高くてもワゴン車の方が楽です。


訂正が薄くて読めない!
「客が集まれば定刻前に出る場合がある」というので8時に行ったら実は10時発と判明。10時まで待つが客が4名しかいないので発車せず待機。12時になっても客は増えない。オフシーズンで観光客も来ない。
12時にボントックに帰るワゴン車が来たのでそれに乗り換えやっと出発。直線距離は近いが山道なので実質距離は50Km。山道なので2時間かかり着いたの14:00でした。あまり時間に縛られない旅なのでいいけど。


峠を越えて下り道を往くと左手になかなか良い棚田と村落が見えました。交通の便が悪いので観光地化は無理そうですが、バナウエ・ボントックをチャーター車で行く人は寄れるかも。


州都の町と飛び込みのお宿
ボントックは観光地でなないのでブッキングコムやAGODAには手ごろな宿は載っていませんでした。グーグルマップで中心部の安そうな宿を調べて飛び込み。
Bogbogan Homestay は市場にも近く立地はOK。1人1泊350ペソという料金設定なので700ペソ(¥1890)。安いけどシャワーは別室で水。アメニティーもありませんが居心地は良好。



フィリピンは81の州に分かれているが、ここは山しかないためか、その名もマウンテン州という自虐的な名称。全州で人口も15万人ほどでそのうち2.5万人が暮らすのが州都ボントック。チコ川の両岸に広がるわずかな平地に建物がひしめく。パブリック市場、民族博物館、公園ぐらいしか訪れる場所は無いが、なかなか風情のある田舎町で好きです。






田舎町だが州都だけあって趣(おもむき)のある建物があったりします。唖然とするのが道路を埋め尽くすトライシクルの群れ。市内バスは少し、ジープニーは近くの村を結ぶ便しか無いのか町民の足はトライシクル。ラッシュ時のトライシクル密度はマニラにも負けないほどです。




マリコン村(Maligcong)の棚田に行きました
ボントックは風情のある町ですが狭いくて見る範囲は少ない。2泊もするとヒマになるので郊外のマリコン村にある棚田に行ってみました。

ただし公共交通機関は朝8時発のジープーニーのみ。帰りのそれは14:00発が一番早い。棚田が好きでじっくりトレッキングでもすれば6時間ぐらいかかりそうだが。

パブリック市場のそばから発着
町を出て上り坂を往くこと20分ほどで終点。家が立ち並ぶ方向に向かうと何やら四角い建物があり、その左手が棚田に続く道。30分ほど山道を進むと棚田を見渡せるビューポイントです。



ここは田植えが遅いらしく準備中。ただ水は張られているので湖面のような棚田も良い感じ。


対面の村落まで行ってみようかな、とも思いましたが、あぜ道は高低差がある所や崩れそうな所もあるので危険。少しだけ進み景色を見るだけにしておきました。


無事棚田は見れましたが疑問が発生。ネットで先人の記録を読んでから来たのですが、トラタロウの見た棚田と先人の見た棚田は見た位置が違うような。思い当たる節があります。
村の四角い建物の左手が棚田への道ですが、すぐに道が登り道と右手に行く道に分かれます。ここに地元のおばあちゃんがいたので、「ライステラス?」と聞くと登り道を示してくれました。実際ライステラスに着きましたし、フィリピン人観光客も来ていたので間違いではありません。でも分岐点に戻ると、行かなかった右手の道から戻る観光客を発見。

グーグルマップで確認すると右手に進むみちが棚田へのメインルートみたい。


棚田は上から見たほうがキレイなのでトラタロウが行った道も悪くはありません。ただこの道は途中で左右に分かれ右手に行くのが正解。ここも地元民がいたので聞くことができました。
両方行けばもっと良いのですが、トラタロウは棚田はおなか一杯になったので片方だけにしました。四角い建物に戻ったのが10:30。帰りのジープニーがくるまで3時間以上、何をすればいいんだ。

はい、歩いて町まで帰りました。町の中心部までは7Kmぐらいですが、トライシクルがひろえる所までなら6Kmくらい。ほとんど下り道、高地でさほど暑くもないので2時間もかからず到着です。




これにて棚田観光編は終了。次回はサガダに1泊してから高地の避暑地バギオに向かいます。
海外旅行記NO67 フィリピン・ルソン島北部とマニラ②サガダ、バギオ編 鋭意製作中

コメント