スリランカのんびり旅行第4弾です。紅茶鉄道の最終到達地点バドゥーラの街へ。そののどかな雰囲気を楽しみ、郊外でドゥンヒンダ滝を見物。
山岳地帯から平野部に下り、南部の歴史ある街テッサマハーラーマの寺院を散策。ありがたいカタラガマの寺院に詣でました。
今回は2024年7/20~7/23の記録になりますが、4日間で使った費用は2人分で邦貨換算¥12588(1日平均¥3147)と安い。入場料のかかる観光地にほとんど行ってないので飲食・宿泊・交通費のみなのです。
全日程22日間の現地滞在費は邦貨換算で¥84809(2人分)。これもかなり安いです。
※ 1スリランカ・ルピー=¥0.535 で計算しています。1USドル=¥160でした。
紅茶鉄道最終駅はバドゥーラ(Badulla)です
今回はバスで行きました
2024年7/20(土)
行程としては少し戻る形になりますが、バドゥーラで1泊してみたいと思います。
7/18にトライしたようにエラからバドゥーラは鉄道でも行けますが、本数があまりないのでバスが便利。
ただ山道を飛ばすので車酔いしそう。所要40~50分は鉄道と同じくらい。市内北側市場の隣のバススタンドに着きます。
バドゥーラの宿は Thilina Guest というゲストハウス。1泊3600ルピー=¥1926。ブッキングドットコムの地図だとバススタンドの北側にあるようだが、行ってみると何も無し。
グーグルマップで調べるとまるで反対側、バススタンドと鉄道駅の間にありました。ブッキングドットコムでまれに起こる事故です。
※ 中国だと意図的に便利そうな場所に位置を設定し、とにかく予約させようとする例があります。グーグルマップで要確認。
鉄道終着駅の街を散策します
バドゥーラは人口4万人ほどの田舎町だが、紅茶鉄道の最終駅があり物資の集積基地となります。人口に比して立派なバススタンドも周辺の村や遠方都市とを結ぶハブバスターミナルのためですね。
標高680mで暑からず寒からず。周辺に名所も多く観光地として発達してもいいかも。
履いていたサンダルの底がとれかかっているのに気づく。日本なら自分でボンドでも塗るしかないが東南アジア~南アジアの国々には街頭に靴・サンダル修理屋がいたりします。
バドゥーラのバススタンド横で営業していたので靴底を縫ってもらった。2足で300ルピー=¥160とリーズナブル。15分ぐらいで終了。
前述のようにお宿の位置が反対側と判明し。歩く気力も尽きたのでスリーウィーラー(3輪タクシー)に乗る。2kmもないのに 300ルピー=¥160 はきっとボラれていると思う。
ドゥンヒンダ滝(Dunhinda Falls)に行ってみました。
街の北6kmにある滝を見に行きます。バススタンドから314番バス(115ルピー=¥62)に乗り15分ほどで坂道の途中にある入場ゲートに着きました。
入場ゲート周辺はお土産物屋が並びます。先に進むとチケット売り場がありますが、払うのは外国人だけみたい。
見ての通りの滝です。滝つぼに降りることもできます。ここの水が市内を流れるバッドゥーラ川をうるおしているとか。
ポヤデー(Poya Day) の仏教寺院に行ってみた
今日2024年7月20日(土)は満月。スリランカ仏教では毎月の満月の日を神聖な日として休日とし、ポヤデーと呼びます。休日といっても飲食・肉食など不浄な行為を避け、祈りを捧げる日なので安息日に近いかな。
ポヤデーはお寺にお参りに行く日なので、街の入り口南側にあるムディヤンガナ・ヴィハーラ寺院に行ってみました。
テッサマハーラーマ(Tissa Maha Rama)に移動です
2024年7月21日(日)
山岳部のバッドゥーラから南部平野のテッサマハーラーマへ移動。直通バスは無いようで、ジャンクションで降ろしてもらい近郊バスに乗り換え20分で着。バッドゥーラ→ジャンクションは100Kmほどだが、最初は山道なので3時間ほどかかりました。
バッドゥーラ→ジャンクション、500ルピー=¥268 。ジャンクション→テッサマハーラーマは70ルピー=¥38。
テッサはこんな所…街中編
テッサマハーラーマは田舎の街。紀元前3世紀から続くという長い歴史はあるが、特に見所はありません。
ただ周辺にウダワラウェ、ヤーラ、クマナといった国立公園があるのでサファリの拠点であり、隣のカタガラマが仏教の聖地なのでやはり訪れる拠点になっています。
コロンボから262Km、以前はバスで8時間以上はかかったらしいが、マータラあたりまで高速道路ができて近くなりました。
テッサマハーラーマの宿はゲストハウスの K Holiday 。1泊2483ルピー=¥1328。英語堪能なマダムが世話をしてくれます。部屋は2階に並ぶがシンプル。でもバルコニーがついているのが素敵。マダム不在の時は向かいの服屋(あれっ?靴屋だったかな)が息子さん経営なので対処してくれます。
テッサはこんな所…郊外編
テッサマハーラーマ、略してテッサは特に見所も無い田舎街。散歩がてら街の郊外を散策してみました。
カタラガマ(KATARAGAMA)にお参りです
テッサマハーラーマからバスで30分ほどの所にあるカタラガマ神殿は多くの人々の信仰を集める地。今日はお参りに行ってみます。神殿とその北にある仏塔キリ・ヴィハーラがメイン。
参道横の寺院にはブッダ像。でもその横には明らかにヒンドゥー教諸神の絵姿。
あまり知られてはいませんが、実は仏教とヒンドゥー教は親戚関係にあります。仏教の開祖ゴータマ・シッダールタは悟りを開いて仏陀となりますが、仏陀はヒンドゥー教ではヴィシュヌ神の化身として拝まれています。
仏教ではヒンドゥー教の神々が仏教を守る守護神(天部)として拝まれます。例えばシヴァ神(大黒天)、ラクシュミー神(吉祥天)、サラスバティ神(弁財天)、ガネーシャ神(歓喜天)などがよく知られる天部。
ここカタガラマ神殿もヒンドゥー教の神ムルガン(韋駄天)を祀っていたところ、仏教徒もお参りをするようになりました。
多くの仏教国では天部の外見は仏教的にアレンジされますが、スリランカではヒンドゥー教徒が拝む姿のままで使われていました。
仏教とヒンドゥー教の境目がゆるやかな感じ。仏の化身が神道の神である(本地垂迹説・ほんちすいじゃくせつ)と考えていた昔の日本の仏教と神道の関係みたいですね。
※ 天部に関してはこちらのサイトが分かりやすいです
仏の種類とは?明王・天部・仏弟子を紹介 に移動します
参道におおきなオス象。有料で写真を撮らせているみたい。参加者は象のお腹の下をくぐっていた。何か良いことがあるのかな?
テッサは夕刻に開いているローカル食堂が少ない。ツーリスト向けのレストランでヴェジカレー・セット(1100ルピー=¥589)を食べてみたら美味。
この後は海岸沿いの街をいくつか周りながらコロンボへ向かいます。
海外旅行記NO64 スリランカ ⑤ハンバントタ、マータラ編 に続きます
コメント