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ShortTrip⑥ 一時帰国の帰りに北京・大柵欄に寄ってみた

大柵欄の西側入り口

 現在マレーシアのクアラルンプールに住むトラタロウですが、2025年5月に一時帰国しました。マレーシアにもどるフライトは中国国際航空で北京に一泊。翌日のフライトは夕刻なので午前中は北京の大柵欄をブラブラしてみました。中国に7回行っているトラタロウですが、旅行記を書く

中国国際航空でマレーシアに戻ります

 マレーシアから日本に戻る時のフライトはLCCのエアアジアで¥23567。荷物枠も買わなかったのに高い。帰りは買出し品を20キロぐらい予定していたのでもっと高くなりそう。ところがFSCFull Service Carrier)の中国国際航空が北京1泊が必要とはいえ¥18421で買えました。

空港
大興空港もオープンしましたが
今回は北京首都空港行き
機内食
mm

 2024年末から日本人は短期滞在にビザがいらなくなりました。
 ただ最近の問題は中国は電子決済が主流になり、現金が使えない場所が増えたとか。海外(VISAなど)のクレジットカードも使えないし、1日しかいないのに中国の電子決済に対応させるのも無駄。はたして現金で旅行できるかの確認も目的です。
 ちなみに電子決済が主流なのは偽札横行という状況が理由のひとつで笑えない。

空港2
4時間で北京首都空港着陸
コンビニ

 とりあえず入国。ファミマがあったので買い物をしてみた。中国は英語は通じないので「我可以用现金支付吗?」(現金は使えますか?)と書いた紙を見せるとOKとのこと。晩御飯を仕入れておきます25元(¥500)。
 予約した安いお宿は現在封鎖されている第一ターミナルの近くだったので、たどり着くのに時間がかかった。なにせ空港職員に聞こうとしても英語は通じず、筆談が一番有効。中国語は発音が難しくトラタロウは30年前に会話はあきらめ、筆談一本槍です。

夕食
筆談していたら単語知識は増えました
お宿
賓館はちょっと下のレベルの宿

 発音が難しいので中国語は話せませんが、単語力は少し向上。おにぎりの芝土はチーズ、火腿はハムを意味します。三明治はサンドイッチなんです。可口可楽のコカ・コーラは有名ですね。

鉄道で前門に行きます

 午前中は時間があるので北京をぶらつきます。朝から開いている場所として大柵欄という昔からの繁華街に行ってみます。最寄り駅は前門駅天安門広場にも寄れるかな。

路線図
右上の空港から中央の前門へ

 北京首都空港から市内へ行くのは空港高速鉄道(首都空港線)があるので簡単。駅に行くと販売窓口は閉まっていますが、現金が使える販売機があったので楽勝。片道25元(¥500)でした。クレジットカードが使えそうな販売機もありました。
 市内の東直門駅まで25分です。
 

販売機1
現金で買えました
販売機2
あれっ、これはカードで買える?
空港線1
首都空港線内部

 東直門駅で2号線に乗り換え。通し切符は無いのでここで買わなければ。やはり有人の切符売り場は無いが、クレジットカードが使える自販機を発見。以前は中国のカードしか使えなかったがVISA、MASTERが使えるみたい。
 前門駅まで4元(¥80)。ちょうど通勤ラッシュ時なのでなかなか混んでいたが、日本と同じく皆スマホを見ているので静かです。

販売機2
服務中です
販売機4
カード式のチケット
地下鉄
静かな車内
前門
前門駅です

胡同(フートン)をさまよってみます

 大柵欄の西側の大柵欄西街には古い店舗群。周辺には胡同があり、庶民の生活が垣間見える場所。

地図
赤線が経路、緑マーカーが大柵欄
店舗1
古い店舗が残ります
店舗2
そんなに観光化されていません
寺院
奥には寺院がありました

 胡同とは元・明・清の時代から続く北京特有の住宅形態。細い路地の両側に四合院と呼ばれる伝統住宅が並んでいます。開発で無くなる地域もありますが、観光化された胡同もあります。
 朱家胡同というフートンに入ってみました。

フートン1
車は難しい路地
フートン2
住居入り口にはおめでたい字句
フートン3
けっこう新しげな家もあり
フートン4
所々に生活便利店です

 胡同を一回りした後、大通りに戻り名物のジャージャー麵(炸醤麺)をいただきます。最初に食べたのは1991年(平成3年)で、シンプルな麺でしたが価格は1元。久々に食べたら具がかなり華やか進化していましたが価格は28倍だ。

ジャージャー麵1
あちらこちらに炸醤麺の店
ジャージャー麵2
28元(¥560)

大柵欄中心部を周ります

大柵欄1

 大柵欄(ダーシーラン)は明代から500年も続く繁華街。275mほどの大通りの両側が昔風の商店街となっています。不況と伝えられる中国ですが、ここは観光客でにぎわっていました。
 以前はもっと雑然としていたが、現在はきれいすぎるぐらい整備されています。

大柵欄2
だんだん混んできます
大柵欄3
いかにも中国っぽいね

 様々な店舗がありますが目に付くのが糖葫芦(タンフールー)の店。サンザシ(山査子)という姫リンゴみたいな果実に飴がけした伝統菓子。最近は近隣諸国でイチゴやブドウに飴がけした物をタンフールーとして売っていますが、サンザシはまずありません。ここではサンザシもありました。

タンフールー
右側がサンザシのタンフールー
ジャン
ジャン(醤)の専門店

 清真と書いた飲食店はイスラム教徒の店で豚肉や酒はあつかっていません。イスラム教徒は新疆ウイグル自治区など中国西部に多いですが、北京にもけっこういる様子。

イスラム教徒
イスラム教徒が好きな緑を使
ジャージャー麵3
ジャージャー麵の老舗

 俄罗斯(エルオスー)は中国語でロシアを意味。昔ロシアが進出し欧風の街を築いた東北地方にはロシア物産店も多いですが、北京にもできたみたい。

ロシア物産
ウラー(万歳)は烏拉と書くのかな
シャブシャブ
シャブシャブの名店です
大柵欄5
修学旅行みたいな集団

 山査子(サンザシ)加工品の専門店がありました。実をペーストにしてロール状にしたり、飴みたいにしますが、味はどの形状でもあまり変わらない気が

銅像1
繁華街でよく見る昔の風景銅像
銅像2
ジャージャー麵食べています
前門2
前門大街
拡大
大柵欄が東に拡大されていた
大柵欄6
裏道にも店が沢山
配信
何か配信をする若者が多い

天安門に行こうとしたら

天安門
天安門が見えました

 前門を北上すると天安門、そして故宮につながります。久々に北京のシンボルとも言える天安門広場に行ってみようと思います。
 だが天安門広場への入り口で止められました。スマホで「前日まで予約が必要です」と見せられて愕然とします。以前は自由に出入りできたのに残念です。
 大柵欄に戻りお土産を買って空港に戻りましやた。

お土産
ドライ・タンフールーのお菓子をお土産
販売機7
帰りの電車切符はカードで買えた
空港線3
空港線車輌です

 北京で現金・カードは使えたか
 鉄道関係は問題なく現金かカードが使えました。一般の店だとジャージャー麵を食べようとして現金は断られた事があります。お土産は現金で買えました。
 北京に限っては中国のスマホ払いシステムが無くても何とかなりそうです。ただ地方都市や田舎だとカードは無理かもしれません。

広告
空港内の広告、背景がヤバイよ。
フライト
KL行きの中国国際航空機

 首都空港は搭乗時のチェックが厳しく、乗り遅れる可能性があるらしいので早めに出国。でもこの日は空いていて問題無し。
 久々の中国(6年ぶり)でしたが楽しかった。また行きたいが日中関係もめないと良いですね。

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この記事を書いた人

 トラタロウは元世界史・地理の教員です。授業のネタにするため毎夏・冬休みにバックパッカーとして海外旅行に出かけ、83ヶ国を訪れました。旅行情報や旅ネタ、海外食生活を紹介していこうと思います。
 2022年(令和4年)末よりマレーシアに移住しました。クアラルンプールに住み、姉妹ブログ『KLダイアリートラタロウ』を作って、移住やマレーシアの情報を発信しています。よろしかったらご覧ください。
https://www.logrecodocu.website/
 
 

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